025.食事事情
「とぉぉぉっておきのあまぁぁぁい食事なのじゃぁぁぁぁ。塩味だけの食事にはあきたのじゃぁぁぁぁ、はぁやぁぁくぅ食ぁべたぁいのじゃ」
そう喚きながら、ボクへの攻撃タイミングを見計らっているようです。
どうも、パルダリウム協会は、エサやり・・・食事の提供を横着してたようです。
いや、そう躾たのかもしれません。
フルフラットに聞いた情報だと、天界では『いかなる殺生を禁ずる』と言う建前があり、動物、植物ともに口にする事が出来ないようです。
唯一、口に出来るのは、フルフラットが住んでいる都市の郊外の工場ブロックにある通称『四角塔』のソーラーパネルを利用して、集められた太陽光エネルギーを使用して作られる完全食と言う事。
完全食は、『塩味』または『砂糖味』、『固い』または『柔らかい』の組合せで計4種類が販売されていて、好みに合わせてブレンドして食べると言うのが一般的・・・いえ、フルフラットが知っている限りでは全員そうしているそうです。
そして、それをパルダリウムの世界にも食事として配布しています。
配布は簡単、ワールドケージの上から投入するだけで、投入位置に近い生体のアイテム収納に自動分配されます。
これについては、断言できます。
ボクは既に体験済みだからです。
ボクは、視線を移動させて、アイテム収納の画面を開きます。
視線で操作するコンタクトレンズタイプのウェアラブルディスプレイ・・・それに似たスキルが、神の加護とは別に、パルダリウムの生体には、付与されるようです。
だから、使用不可にならなかったアイテム収納。
それを確認します。




