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021.シュゥゥゥゥゥゥゥゥ
「ちょこまかとウザったいのじゃ。妾もスピードをあげるのじゃ」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
煙と同時に、気球船がガス漏れしたんではないかと思うくらいの音がした。
聞いた事が無いから、想像ですけど・・・。
煙が晴れると、大きな図体の龍から、幼稚園のお遊戯で出てきそうな、可愛らしい龍のコスプレ姿に変わりました。
後ろ姿しか見えませんが、作り物っぽい角、羽、尻尾。
触ってみたいです。
あっ!
ちょっとカルキの姿に見とれて、幻影の操作をミスりました。
幻影の腹にカルキの右手が刺さりました。
「幻じゃとう! 本体はどこじゃ?」
可愛くキョロキョロと周りを見渡すカルキ。
横顔もリリカルマジ・・・。
いや、凛々しく可愛いです。
りりかわです。
パタパタパタパタパタパタ
羽がぱたぱた可愛いです。
お持ち帰りしたいです。
・・・・・・ペットとしてですよ?
手を噛ませて、『怖くない。怖くない』とか言えば懐いてくれるのかな?
でも、噛み砕かれるのがオチっぽい・・・。
いいえ、どう考えても、丸飲みされる未来しか思い付かないDeath。
「見つけたのじゃ」
真後ろを振り向いたカルキと目が合いました。




