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012.幻の刀
カルキに、ニヤリと笑ってみせる。
少しでも、精神的優位に立つ。
いや、立とうと努力する。
先手必勝!・・・・・・だといいなぁ。
【乙女流:陰陽術:息吹・風・狐】
ボクの殺気と同時に一瞬カルキより大きいボクの幻影を発生させる。
カルキは幻にたじろぎ動きが止まる。
本当にニヤリと笑みが出た。
何もないところに、気配と幻影を発生させる術。
それが通用した。
そして、殺気を保ったままカルキに背を向けて構える。
居合いの構えだ。
小さい頃から何度も何度も繰り返して身体に覚えさせた構え。
ごめんなさい。
とことん基本を教えられたのと、才能があるみたいで、一度見た技は再現できるんです。
居合いも、見様見真似で、その道の達人の構えをボクの体格に合わせてアレンジしてます。
それくらい出来ないと、【乙女流】は使いこなせないです。
それはともかく、ボクは、さらに殺気を撒き散らす。
撒き散らした殺気が、光となり、刀の形を作っていく。
そして、現実には無い刀がボクの手の中に現れる。
幻が現実を浸蝕していく。




