第八話
急ピッチでこしらえた作品。
正直微妙?
その後俺たちは訓練をやり続けた。
俺達七人の生徒は各職業の先生たちから色々なことを教わった。各先生たちは俺達に様々な事を教えてくれた。リズ先生は俺につきっきりで技術を教えてくれた。それこそ心構えから実践的な内容までである。最近教わったのは本棚にあった本をベースに罠を教わった。それ以外では武器の隠し方、効率的な殺し方、先生が作った暗殺用の魔法などである。
ここ最近で皆の実力は伸びている。特にフランクとリーナさんとブルームさんは強くなっていた。フランクは先生の攻撃にある程度耐えれるようになっている。リーナさんは相変わらずフランクを的にして魔法をぶっ放している。そしてその怪我を癒していたブルームさんは治癒士としての実力を開花させていた。最近は血や怪我を見慣れてきたのか、ちょっとやそっとじゃ叫ばなくなっていた。最後にレインとフィリアスについてだが、レインはエドワード先生と共に武器や装備を制作しているらしい。他の先生曰く創作者も余裕で戦えるので、戦闘訓練も参加するらしい。フィリアスは断罪者のリンク先生と一緒に戦闘訓練をやっている。……正直強いと思う、動き方や武器の使い方があきらかに戦闘経験者である。
■■■
「今日は土曜日だ、街に行きたい奴はいるか?」
グライン先生は食堂でそういう。
朝食を食べている時だった。ちょうど全員がそろっている時なので、報告することがあったらこの朝食の時間か夕食の時間に行われる。今回は、町への外出である。
「俺行きます」
「私も」
俺は手を上げると、フィリアスも手を挙げる。俺は服と町を観光したいのである。まだ来て間もないのでこの先必要なものがあると思うので、何がこの町で得られて、何が得られないのを知りたい。
「俺も行きたいな」
「私もよ」
「僕も」
「わ、私も……」
「結局全員か」
グライン先生は紙に何かを書くとそれを置いてこちらを見た。
「よっしゃ全員行くなら一気に説明できるな。お前らが行くのはルクサリオ程ではないが大きな町だ。しかしルクサリオほど物は揃わないからな。お金はこかに置いておくぞ、全員今のところ同じ金額だ。定期的にお前らにはお小遣いをやる。しかし違反とかすると減額するからな。逆に依頼をこなしたり、授業で優秀な成績を残すと増額するからな」
そう言うと先生はお金が入っていると思われる封筒を小さなかごに入っている。しかしお小遣いか。依頼によって変わるとは、また変わった制度である。
「それじゃあ言ってらっしゃい」
■■■
先生に渡された地図を頼りに山を下り森を抜けていく。森を無事に抜けると目に入ったのは城壁があるそこそこ大きな町だった。確かにルクサリオ程ではないが、確かにこんな山の近くにそこそこの規模のある国があるのは珍しい。
中にはすんなりと入れた。どうやら門番の兵士の人たちは俺達見習生の制服は見慣れているらしい。
「しかしなんで俺についてくるの?」
「だめ?」
そんな可愛く首を傾けないでください。
断りずらいです。
次回はデート回。
師匠との恋愛はよ!という方、もう少々お待ちください。
それと四日ほど家を離れるので、投稿ができません!
連続投稿とか言ってたけど、ごめんね。
帰ってきたらすぐに投稿します。