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聴覚障害者の日常

聴覚障害者の日常 好きな歌と歌手

作者: ぷかぷか

九州から関東に転勤してきて、勃発した連日の子供たちのケンカ。

日頃は大人しい猫かぶりな3人も人がかわったような、もう熾烈なケンカだ。


なんのケンカか…?


それは、

テレビ番組の取り合いなのだ。


九州では、テレビ局が4局しかない。民放が2局だけなのだ。

だから子供むけ番組がほとんどなくて、家族で見るときはバラエティーに落ち着いていた。


ところが、関東に移り住んだら、民放は5局。

趣味も興味も全くちがうバラバラな三つ子、見たい番組が見事に3つに分かれ、連日、誰かが泣きをみていた。

そこへ、夫の一喝。

家族会議を開き、平日は持ち回りで、土日は夫のチョイスに落ち着いた。


家族がそろう番組はたいてい『ものまね』か歌番組が多い。

これは、残念ながらアタシが一番理解しづらい番組なんだな。


でも、特番だったか、ものまね歌手と、本人のカラオケ点数対決という内容の番組をみて、久々におもしろいなぁと思った。


歌うときに、画面の下の方に楽譜が映り、カラオケ画面のように歌詞の色が変化して、さらに「コブシ」や「ビブラート」や「しゃっくり」なんかも表示されたのだ。

「コブシ」や「ビブラート」は聞いたことがあったが、どういうものなのかあまり理解出来なかったし、「しゃっくり」を歌う技術としてあるということもしらなかった。

とても興味深かったが、そんな難しいのをみんなは普通に歌っているの?


私が好きな歌は、リズムが緩やかで単調で落ち着いたものが多いと思っていたけれど、ひょっとしたら「コブシ」や「ビブラート」や「しゃっくり」で難しい歌なのかもしれない。


小学生の時は懐メロがお気に入りで、藤山一郎さんが好きだった。

当時は懐メロしか字幕がなく、直立不動でリズムがよみやすい藤山一郎さんの口がよく読めたからなんだけど、そういえば喉がすごく震えているのもよくみえたなぁ。


今、気になる歌手は、平井堅さん。

あの手の動きはきっとメロディを表現してると思うと、なんとなくわかったような気になるんだよね。

残念ながら歌の方はさっぱりわからないけど。


こうして、アタシはみんなとはちがう着眼点で歌番組をみているのだ。


もし、他に聴覚障害者の人が読んで下さっていたら…。

「私はこうだよ」などこっそりでもいいので教えて下さいね。


意外に、色々と違うんですよね。

全く排除している人もいれば、残存聴力で楽しんでる人もいるし…。


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― 新着の感想 ―
[一言] 私もビブラートとか、しゃくりなどはカラオケに行くまで全く知りませんでした。私は歌声の聴きやすさと歌詞で選んでますね。
[一言] なるほど〜。 藤山一郎さんはきっと基礎がしっかりした歌い手だから、 わかりやすいのでしょうね。 平井堅さんは歌だけでなく表情も豊かですよね。 そういえばうちの息子が赤ちゃんのころ、 なんだ…
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