3
今回もRー18っぽいね。
先に罪を独白したのは、この先のセンシティブな内容での離脱を見越して先手を打ちたかったからだ。
とはいえ、これ以上過激な性的エピソードなんてないような気がする。
女の子は大好きだしそういう視線で見ていることは事実だが、罪を背負ったことで、それ以上の行動にはなかなか移せない。
いつもビクビクと罪が露見し処刑されるのではないかと怯えた。
たぶん正常で健全な男子の友達がいれば、触ったくらいでなんだ、と言われたかもしれない。
ただ僕の親友は僕を心底見下してくれた。
そうして咎人として生きることをそっと許してくれた。
ただ、欲を否定すれば否定するほど膨張する。
しょうがないよ、男の子だもん。
と思えれば、まだ治まっていたのかも知れない。
とかくそんな許しが与えられるはずもなく、そのことを何度も引き合いに出され続ける人生になった。
バラされたくなければ大人しくしていることだな。
と暗黙のうちに脅迫されている感じだ。
しかしそれも仕方のないことだ。
いくらそれが心理学的に逆効果だとしても、罪には罰を与えなければ釣り合いが取れないと考えるのが世の常である。
僕の性的嗜好が歪んでいることはひた隠しにしなければならない。
ある親族のお通夜に呼ばれた時、4才ほどの女の子がいてたまらなくなったことがある。
そんな本心を知られまいと必死でなんとか隠し切ったのに、葬式にもきて欲しいと頼まれ、全力で断った。
もう一度会ってしまえば確実に人生が詰む。
99%くらい僕は本物の犯罪者になってしまう。
だから必死にお断りをした。
それからその親族とはしばらく関わりがないし、対面することも今のところない。
もし現在のその女の子に会ったらどうなるかはだいたい想像がつく。
やっぱり幼いからよかったのだと。
そうだ。
僕は日本人男子にありがちなロリのコンでしかない。
鬼滅の刃で、よわい16の女の子が好物な鬼が登場するが、その気持ちは半分ほどしか共感できない。
16才が女性の魅力の頂点であるはずがないからだ。
あれは根拠のない設定なのか、16才がかつて結婚適齢期だったのかは分からないが、半分ほどしか共感できない。
そのようなわけで、みんなより遅く性に目覚めた僕は、バケモノクラスの欲を持ってしまった。
この先、毎日、異性には会う日々を送るだろう。
何事もなく、無事に人生をまっとうできるのか、自信がない。