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54 温泉

ロックアントは慣れると戦いやすい相手だった、バランスを崩してしまえば首間接に一撃を加えられるからだ。

だが、大量に湧き出ることもあって油断できない。

ヤヒス達は3-4日間ロックアントの討伐に集中していた。

彼のピンポイント攻撃も鋭くなり、剣の腕も上達しているようだった。


ヤヒス達一行はバルドルドに紹介された宿や、生活用品の店を利用して生活をしていた。


「しかしあのバルドルドがくれた金属板は効果絶大ね、店でバルドルドの名前を出すと2割引きくらいになるわ」

「どうなっているんだろうね」

ヤヒスも良くわからないと言う顔をしている。


「おそらくはあのバルドルドさんは冒険者以外にも店の用心棒的なことをしているのでしょう、それでお金を少々もらう、それであの金属板は仲間の証の様なもので、見せると割引されるのではないかと」

ミードリが口に手を当てながら考え込んでいる。


「そうだとすると、大層なものをもらってしまったんだなぁ」ヤヒスは首から下げた金属板を触りながら言った。


その後四人は行きつけの食堂で食事を取り、風呂屋に向かった。

「この町のお風呂屋さんはなんだか疲れが取れる」

パムがそう言うと、ミードリがそれに答えた。


「温泉、というものですよ、何でも地中からお湯が湧き出して、様々な魔石や鉱物が混じりあって体力の回復に効果があるそうです。

「へぇ、知らなかったな、何にしても大きな風呂は良いよね、のびのびできるし」

ヤヒス達はそのような話をしながら温泉に向かった。


温泉から出たら牛乳である。

風呂屋の前には様々な飲み物やがあるが、四人の好みが一致するのが牛乳であった。


「ぱー、このお風呂上りに飲む牛乳はたまらないわね」

ヴィーシャは満面の笑みでそう言った。

その足で今度は冒険者ギルドに向かう。

受付嬢に話を聞くと、おススメのクエストを教えてくれた。


「正門を出てしばらく行くと草原が広がっています、そこにタイガーがいますのでそれの討伐はどうでしょうか、レベル的にもあっていると思いますよ。


受付嬢は地図を指さす。

「じゃあ、そのクエストをおねがいします」

ヤヒスはそう言ってタイガー討伐のクエストを請け負った。


その日はもう日が傾きかけていたので、宿に向かい、こまごましたことをこなした後全員眠ってしまった。


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