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189 鍛冶屋とマサカツ

一行はとりあえず冒険者ギルドに向かうことにした。

マサカツはあちこちきょろきょろと見て歩いており、時々なにかぶつぶつと口に出していた。


冒険者ギルドにはいると全員がこちらを見たがその中にバルドルドがいた。


「ヤヒス!ひさしぶりだなぁ」

「爆破されて大変だっただろう、町は復興しているかい?」

「鉄工と工作の国だぜ!あっという間に進んださ」

「そうか、良かった」


「と・こ・ろ・で・だ、黄昏ってお前たちのパーティー名だよな?じゃあ勇者パーティー黄昏のことか?」

バルドルドは肩で小突きながらヤヒスに聞いている。


「あっ・・・うんそうだよ」

そう言うとギルド内がざわめいた。


「んーーーそうするとだ、もしかして神とかを倒したのはお前たちだな?」

「うん、そうだよ」


ギルド内はさらにざわめきを増した。


「はーっは、あっという間に追い抜かれちまったな」

バルドルドはがははと笑いながらヤヒスのあたまをくしゃくしゃと撫でた。


「それだよ、バルドルドはBランクだよね、Aランクになると国からの依頼がほぼ強制的に来るし、査定も厳しくなる・・・Bランクまでなら自由でいられる、違うかい?」

「ははっカンがいいな、その通りだよ、Aランクに行けば行けるさ、だが俺は自由な冒険者でいたいんでね」

「となるとイエールもか・・・」

「そう言うことだ」


「あっそうだ、うちのメンバーのマサカツが鉄鋼や工作の腕がいい職人や道具を見たいって言うんだけど、良い場所がわかるかな?」

「わかるぜ、案内してやるよ」


そこにマサカツが出てきて頭をさげた。

「マサカツです、この度はよろしくおねがいします」


「おうよ、そんなしゃっちょこばらなくて良いぜ、じゃ、さっそく連れてってやる」

バルドルドはギルドを出て歩き出した。


「ここ店が国一番の鍛冶屋だ、そうだな、地図を掻いてやる工作の腕がいいのがいる店の地図を掻いてやる」

マサカツはそれを受け取って礼を言った。


「長くなるからみんな解散していいよ」

マサカツがそう言うので、宿の名前と場所を教えてそれぞれ町に散っていった」


ヤヒスはクズ魔石を売る店に入り、細かく確認していった。

(水属性と魔力増幅の魔石が欲しいんだよな、でも単純に攻撃力が増す下位の魔物が一番コストパフォーマンスがいい)


ヤヒスはどっさり魔石を買い込んで店を出た。

その後はやることが無いので、カフェでお茶を飲んでいた。


(マサカツは良くわからない話を鍛冶屋でしていたけれど、何か戦闘に役立つ物が作れるのだろうか、まぁ便利な道具でもいいけど)

ヤヒスはそんなことを考えて腕を伸ばした。

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