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161 神④

2組目の勇者パーティーが敗北して、最後の3組目になったところで、ヤヒス達は座っていた椅子を蹴り転がしたりしながらホームに入って行った。


出て来た時には全員が戦闘時の装備をしており、無言でがれきの転がる街路を歩いていった。

冒険者ギルドに到着してドアを開けるとこんな時にでも受付嬢がいて挨拶をしてきた。


「このたびはどういたしましたか?」

黄昏パーティー全員が受付カウンターに揃い、ヴィーシャが言い放った。


「リーダーである私、ヴィーシャを勇者として全員で勇者パーティーになることを自薦ジセンするわ」

「あの・・・勇者パーティーは5人枠で、そのパーティーのどれかと勝負して勝たないとなれないんですよ、それに今現在勇者パーティーになると言うことは・・・」


「かまいませんよ」

ギルド長が階段を降りてきながらそう言った。

「え?それはどういう・・・」

受付嬢は問いかけた。


「勇者パーティーとして認めます、規約にあるんですよ、勇者としての責務を放棄した者は勇者の称号をはく奪すると」


「今現在3組しか神とやらの戦いに赴いておらん、つまり勇者としての責務をはたしておらんなぁ」

フィスは薄ら笑いを浮かべた。

「では空席には自薦ジセンで入れることになるのう・・・」

リャヒはヤリをトントンと叩いて言った。


「すぐ勇者パーティー証を発行します!」

受付嬢はすぐに証書を持ってきて、ギルド長の承認で勇者パーティーになった。


すぐに外に出るとチヌックの背に飛び乗り南の砂漠に向かった、すぐに舞台が見えてきたので、すぐそばに降り立った。


「おや、勇者パーティーの皆さんですか?遅くなりましたね」


神は涼しい顔をしてそう言った。

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