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⑻『闇雲の日々』
⑻『闇雲の日々』
㈠
異次元なる、まさに、異次元なるという、訳の分からない言葉が浮かんだ俺は、その異次元なる異次元なるを体現するために、今ここの、俺の居場所的小説を、ここに今、提示しなければならないことは、確かな様であるのである。
㈡
闇雲の日々のことだ、それは難しくも簡単な、闇雲の日々のことだ。いつぞやの俺は、その疲弊度から、生の状態で、死を意識したという、意味不明な現象状態にあったのだ。まさに、闇雲の日々であるからして、不可思議は明確である。
㈢
分からないもの、そんなものは、沢山ある。そして、俺は俺として生きている。死などは、人生の一部だ、という一種の格言めいたことを、述べている限りにおいて、俺はまだ、野垂れ死にしないだろう、いつか、野垂れ死にするにしても。