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⑹『闇雲の日々』
⑹『闇雲の日々』
㈠
闇雲の日々は、非常に有意義だ。観念的にも、また、精神的にも、この日々は、未来への糧と成りうる日々だと思っているのだが、それが生きることの本質ならば、この闇雲の日々が徒然であればこそ、幸福の境地に居る、という訳である。
㈡
それにしても、完全なる不完全、神の視座を知りたいところだ。どうやってこの世界を幸福へと運ぶのか。ミサイル、ミサイル、では、完全なる幸福に急ぐ我々は、ついに崖の上から蹴落とされてしまうだろうし、それは明白だろうから。
㈢
得てして、その空位に存在する幸福の追求、これに望みを掛けるならば、闇雲の日々があったからこそじゃないか、という風に、思い出す訳なのであるからして、物事は常に、表裏一体だという幸福矛盾を、神に突き付けられている一種の絶望に居るかの様だ。