第67話
「しかし、青瓦台の連中も歯ごたえが、無かったのぉ。『救世主』様。」
「そうでしたわ。真『救世主』派を自称する癖に、『救世主』に関しては、全て『はったり』。お話になりませんわ。『救世主』様。」
「マサカ、『日本ニ負ケタ事ヲ認メタクナイ』ダケデ、『ハッタリ』スルナンテ。理解ニ苦シミマス。『救世主』様。」
「いいや。全て僕の予想通りだった。米国、中国共に、『薬物投与』しないと『能力』を使えない『人工能力者』だけだった。つまり、予算の供給元さえ断てば、無用の長物と化す。」
「納得ぢゃ。ぢゃが、解せぬ事もあるぞよ。『救世主』様。」
「私も。『救世主』様。」
「ソウデス。『救世主』様。」
「何の事だ。」
「では、私から、何故、『中国』だけでなく『北朝鮮』と『韓国』の『政府高官』を、軒並み『0歳児』に『退行』させたのかしら。『救世主』様。」
「何だ。そんな事か。答えは、簡単だ。僕は、『虎の威を借る狐』と『独裁者』が嫌いだ。」
* * *
「おや、ようやくお目覚めかや。『救世主』様。」
「お疲れでしたかしら。『救世主』様。」
「ヨク眠レマシタカ。『救世主』様。」
「顔が、近い。キスでもするつもりだったのか。」
顔を見合わせ、クスクスと微笑む3人娘だった。
「着いたのか。」
「後、5分デス。『救世主』様。」
「そうか……なら起きないと……。」
「大丈夫デス。『乗リ換エ』ハ、私ガ、咥エテ運ビマス。『救世主』様。」
「僕を、荷物扱いするな。自分の脚で歩く。それくらい出来る。……………………」
「失礼します。『救世主』様。」
サマノの両隣に、陣取る幼馴染、ゾフィー。『黒豹』を枕に、2人に挟まれたサマノ。
「仕事は、もういいのか。」
「大丈夫ぢゃ。上陸までは、クルーの仕事。待機しておるだけぢゃ。『救世主』様。」
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