表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/72

第36話

 場所は、ロートシルト家所蔵の、役員用宿泊施設。そこに、4人が到着したばかりだった。

「で、あれは何だったの。」

 幼馴染の疑問も、もっともだ。

「うむ、報告せよ。」

 ゾフィーの言葉に、打てば響くと言う返事をするのは、家政婦長だ。

「はっ、データベースにて、照合した所、1人を除き中国系マフィアでした。尚、最初に見せたFBIの身分証は、本物でしたが、マフィアに買収された物と思われます。」

「え! あいつら全員中国人のマフィアだったの。」

「例ノ白人ダケハ、本物ノFBI。ガ、マフィアニ、買収サレ、アノ場ニ呼バレタ。ソウ言ウ訳デスネ。」

 頷くメイドだった。

「『救世主』様の動向が、既に漏洩しておったとはのぉ。これからの作業が、やり難うなる。何か、方針に変更は、あるかの。『救世主』様。」

「聞いた話だが、C系マフィアとは、名ばかり。実態は、中国の工作員だ。つまり、米国だけでなく、中国も僕の身柄を狙っている。しかも、僕の位置を特定すらしている。」

 ゾフィーに目くばせするサマノ。

「はい、相違ございません。」

 ゾフィーから指示されて、返答するのは、メイドだった。

「ソレデハ、二正面作戦ニナリマス。『救世主』様。」

「うっそ! どうしましょう。『救世主』様。」

「ピンチは、必ずチャンスに変えられる。考えようによっては、この状況僕達に有利だ。」

「何故ぢゃ。『救世主』様。」

「空港での一件、米中が、協力し合った訳じゃない。中国が、出し抜いた結果だ。何故だか、分かるか。」

「そう言う事なら、わらわからぢゃ。もし、米国主導なら、大した法的根拠も無い以上、CIAや、DIAを導入するはず。よりにもよって、中国系マフィアとは、話にもならぬ。」

「それだけか。アーデルハイド。」

「しかも、あのFBI……ジョン・スペンサーは、かねてより中国系マフィアとの癒着が、噂される闇多き者ぢゃ。自明の理であろう。『救世主』様。」

 ここで、終わりとばかりに、身振りで伝えるゾフィー。

「その通り。今更、言うまでも無いが、中国も『救世主』を秘匿している。その確信と確証を経て確定した。大方、僕に世界を救わせてから、中国の『救世主』を、発表する気だろう。」

「全ク『盗人猛々シイ』事オビタダシイ。デ、如何ニシマス。『救世主』様。」

「大した事は、考えていない。『漁夫の利』と言う言葉を、知っているな。」


 * * * 



明日00:00公開

37話~39話


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=893380188&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ