友人と私の体験談 1話め
霊感ゼロな私と見えちゃう友人の怪談話と体験談です
私が出張した先の友人のお話です…
そして、私のお話です…
彼は、警備員をしてるのですが夜勤が給与高いのでしてるそうですが…
色々見えちゃう体質だそうで…
この前も面倒くさい目に遭った、怖い思いをした、そんな話を私にしてくれました…
彼は、小さな頃から幽霊や心霊現象などはしょっちゅう見てたので怖いとは思わなかったとのこと…
しかし…大人になる頃には、見えなくなった…なんて言ってたのですが…
数年前から疲れていると、たまに見えてしまう時があるそうで…
その時に嫌な思いをしてからは、また再び見るようになったんだよ…なんて言ってました…
見る様になったそのきっかけとは、小さい頃住んでいた家付近で仕事が終わった後の事らしい…
疲れていた彼は、仕事が早く終わったので時間にゆとりがあったらしく現場から歩いていると…なんだか懐かしくなったので小さい頃に住んでいたアパートを見ていると…なんだか、逆に視線を感じたとの事…
こんな夜更けに?なんて思いながら目を凝らすと…アパートの窓という窓に、顔が所狭しと並んでいるのに気づいてしまったのだと…
有り得ないだろ?…なんて目を逸らして、現場にまた歩いて戻ったのだとか…
でも、それだけなら見間違いだろう?…なんて私が聞くと…
その日からお祓いしてもらうまでの間…ずっと窓やガラス、鏡にさえ顔がびっしりと並んで友人を見ていたのだとか…
家の中では、そんな現象には襲われなくて夢だ、見間違いだと思い込む様にしてたのだとか…
だが、昼夜問わず顔がびっしり並ぶ光景見ているのは、流石に気が滅入るので仕方無く自分の祖母や母親に相談したそうだ…
2人は、揃って「へぇ~…気にしなければ?」なんて2人に言われた時はショックがでかかったぜ…なんて私に笑いながら言っていたが、思い出していたのか顔をしかめていたのが印象的だった…
それよりもよ…その後に言われた言葉の方が辛かったよ…なんて言いながら私に言った言葉が辛そうだったのだ…
祖母からは、「あんたは、小さい頃見てたから知らんふりしとると思ってたわ…」
母親からは、「私もあんたが、大人になってずっと知らぬふりして過ごしているんだと思ってた…」
祖母からの一言「だってあんたの後ろの人達は、また気付いてくれて喜んで付いてきてるからね…しばらく見続けるんじゃないかぃ?…」
母親は「あちゃ~…あんたもまた見える様になっちゃったのね~…幽霊と認識してからだと結構厳しいわよ…私がそうだったもの…」
だとさ…だから、お祓いして貰ったけどよ…未だに色んなとこで見えるんだよ…たまにめっちゃ怖い奴とか居るし…大人になってから見える様になってから怖い思いをするようになったから警備員を辞めたくなる時が多いんだ…
そう私にしみじみと、そして私のやや後ろの方を見てため息ついていたのを私は知ってしまったのだ…
彼の体験談を聞いたあとだから尚更だ…
私の肩か背中には、何かあるのだろうか…
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