第13話 最後の切り札<聖人滅びの鎮魂歌(レクイエム)>
グレースに導かれ、能力開発都市へとたどり着いたアレンは、ソフィアと共に、幾多の難を乗り越え、ついにグレースとララフィー先生のつてで、学園都市にまで入学してしまった!
そして、仲良しトリオの蝴蝶秋黄鷹、真銀アレクシス、双葉青泉の仲間入りをしたアレン。
さらに、学園都市に存在するとある教会が襲撃され、神父やシスター達が連れ去られ、その犯人である柊一が、いくつも事件を巻き起こしていたために、暴れまわる柊一を、学園都市最強の能力者が倒しに来たのだった。
だが、軽く合間見えた後に、柊一は、その青年に勝てないと判断し、まずソフィアのフル=キャストつまり、完全詠唱の能力を手に入れるべく、ソフィアを探しに向かったのだった。
そして、ついに能力試験は、アレンと青泉のダブルス優勝で、試験終了となった。
そして、ヘルチェイサーは、探索魔術で、真銀はヘルとの連絡通信で、咲夜は友人の後輩の目撃情報から、そして、試験を終えたアレンは、後をつけてきていた咲夜に話を聞き、ソフィアの元へと集まった。
それを、真銀が、最初から順を追って、説明すると皆に伝えた。
真銀
「私が、この事態を皆さんに説明しましょう。」
アレン
「あぁ、頼む。」
真銀
「まず、私はこの件に関しての最重要人物が居ることを教えておきます。」
アレン
「最重要人物?って、ソフィアじゃねーのか?」
ヘル
「おぃキミ、最後まで話を聞きたまえよ。」
アレン
「あっ、あぁ。」
真銀
「その最重要人物とは、この様なあらゆる事件を巻き起こし、この学園都市いや、能力開発都市までも、全てを滅ぼそうとしている元凶、それは……。」
「萩野柊一!」
アレン
「ん?そいつは、一体何者なんだ?」
ヘル
「まぁ、あまり長く話してはいられないから、直結で言うと、能力開発都市、それに、この学園都市、両方の都市の至る場所で、襲撃事件を巻き起こし、やがては、この学園都市だけではなく、能力開発都市全てを手中に収めようと企んでいる、クソったれ野郎だ!」
ソフィア
「私は、知ってるんだよ。」
「これまで能力開発都市で起きてきた事件の黒幕は、全てその男だったんだって!」
咲夜
「えぇ。それに、萩野柊一は、欲しいものを見つけ次第、片っ端から全て、どんな手を使ってでも必ず狙ってくる奴なんです。」
アレン
「なんだよ…それ…。それが、今回はソフィアの能力、フル・キャストだったってことか!」
咲夜
「そういう事です。」
アレン
「んで?お前だ。ヘルチェイサー!」
「どうして、お前がここに居るんだよ!」
ヘルチェイサー
「キミと同じで、保護するためさ。彼女をね。」
「もぅ、この子を狙えという命令は、終わってるんだ。」
「それに、今度は死守する命令が出ているからね。」
アレン
「へぇー。なら、よろしく頼むぜ!」
ヘルチェイサー
「なにも、キミと馴れ合うつもりはないよ。」
アレン
「なんだと?」
真銀
「まぁまぁ、その話はおいといて。」
「その命令をくだされたヘルチェイサーは、僕とずっと共に連絡通信をしていたんです。」
アレン
「ん?なんでだ?」
真銀
「僕も、彼とは幼き頃からの友人なんですよ!」
ソフィア&アレン
「えーっ!」
アレン
「それって、本当なのか?」
真銀
「えぇ。ほんとですよ?」
「それと、本題に戻しますけど、僕は彼から連絡通信を受けて、とある教会が、襲撃事件を受けた事を知ったんです。」
ヘルチェイサー
「それで、僕と咲夜はいったん、学園都市へと潜入し、狙われている彼女を保護するために、真銀に君達の寮の居場所とかを聞いていたのさ。」
咲夜
「私は、その間学園に戻り、私の友人から、ソフィアと共に棲んでいるという少年、つまりアレンを探して、彼の学園に向かっている最中に彼を見つけ、合流し、ここまでたどり着いたという訳です。」
アレン
「なるほどな!だから、あの時、1人で控え室に戻ったのか。」
真銀
「はぃ。ご迷惑とご心配をかけてしまい申し訳ありませんでした。」
アレン
「いや、それは大丈夫だ!」
「それより、青泉には、後で説明しとけよ?」
真銀
「ですね!」
アレン
「よっしゃ!こうなりゃ、みんなで、力を合わせて、闘おうぜ!」
ヘルチェイサー
「だから、馴れ合うつもりは……フン。まぁいい!今回だけだぞ?」
咲夜
「私も全力で応戦します!」
ソフィア
「私も、私も闘うんだよぉ!」
咲夜
「え?!」
アレン
「おぃ。ソフィア、聞いてたか?」
「俺達は、お前を護るために、闘うんだぞ?」
ソフィア
「分かってるんだよ。けど、許せないもん!」
アレン
「分かった。俺と真銀で、サポートするから、無理すんなよ?」
ソフィア
「うん。」
ここまでの経緯を、皆で話し合って、無事に皆の経路、目的、萩野柊一という元凶の敵を理解し、その萩野柊一を倒さない限り、学園都市だけでなく、能力開発都市にも、平和は来ないという。
だとしたら、その萩野柊一を皆で力を合わせて、闘うしかないという事になり、全員の意見は一致して、より決断力が高まった。
シスターA
「ソフィア~。」
シスター達
「ソフィア!」
ソフィア
「あっ、み、みんな。」
副神父長
「おぃおぃ。なにを泣いておるんだい?」
シスターA
「そうよ、泣かないで。」
「私達が、来たからもう大丈夫よ!」
なんと、ソフィアの事を心配して、ソフィアの昔の馴染みの教会のシスターさんや、神父さんが集まってきてくれたのだ。
ソフィアは、皆の顔を見た途端、嬉しさのあまりに、涙が溢れてきた。
みんなは優しく、そして暖かく慰めてくれた。
だが、次の瞬間、ソフィアはあることに気づいた。
「ねぇ?ラファエルは?」
「それが……。」
「グスン。ソフィア~!」
「わわっ!どうしたの?」
「それがのぅ、ソフィア、よーく聞いてくれるかな。」
「うん。」
副神父長が、ラファエルは、急に教会を襲ってきた何者かにソフィアの居場所をかくまい、証拠を突きつけられれてもなお、なにも話そうとはしなかったために、射殺されたという話を聞いた。
「ウッ。ウウッ。ラファエル…私のせいで…私が、その場に居れば良かったんだよ!」
「ソフィア……安心しなさい。決してキミのせいではない。」
「例え、ソフィアがあの場所に居たとしても、結局、ラファエルは、抵抗しただろうし、きっと、皆も同じ事をしただろう。」
「えぇ!当たり前よ!」
「そんなのおかしいに決まってる!」
「だがな、絶対に誰かが居たからそうなったとか、誰かが居なかったからこうなったとか、誰も自分を責めてはならんのじゃ。」
「そんな事のために、ラファエルは、自分の命を犠牲にした訳ではない。」
「皆のためを思って、ラファエルは、自らの命を差し出す覚悟で、犠牲になることを選んだんじゃよ。」
「じゃからな、今の我々に出来ること、自らの命を犠牲にしてでも、我々を護ってくれたラファエルのために、我々になにが出来るのか、それがなにかをよーく考えることじゃ!」
「ウッ。でも、でも。」
「泣きたいときは、泣けばいいんじゃよ!」
「その分、その辛さを乗り越えた時、必ず相手の心の痛み、人を思いやるという気持ち、そういうものが分かってくるんじゃからな!」
「ウッ。ウウッ。うわーん。」
「おぉ、おぉ、よしよし。いい子じゃの。」
副神父長のおじいさんは、今、ここに居る皆の事を、そして、ラファエル、ソフィアの事も、全てを理解して、皆の思いが1つの悲しみ、誰にでも、人生で乗り越えなければならない事を理解して、皆で未来の自分達のために、お互いを思いやって、必死に泣いていた。
真銀
「いい話ですね。」
咲夜
「えぇ、私も今の気持ち、思いをしっかり、この胸にとどめておきます。」
アレン
「ソフィアも恵まれてんな!」
ヘルチェイサー
「あぁ、僕にもああいう神父長が居て欲しかったよ。」
アレン
「ヘル……。」
ヘルチェイサー
「なっ、なんだい。急になれなれしく。」
咲夜
「別にいいじゃないか。」
真銀
「そうですね!」
ヘルチェイサー
「咲夜、真銀まで。」
「まぁいい。月弥音アレン!それより、ともかく、ここは目立ちやすい。場所を移そう。」
咲夜
「そうですね。狙われたら、ひとたまりもありません。」
感動の気持ちを握りしめて、再び、みんなの絆は固くなった。
だが、アレン達の敵である柊一がいつ攻めてくるか分からないために、場所を変えようといった。
ここの学生寮が、狙われるとかなりの人質がとられそうになったためでもあるが、学生寮に住む生徒達を巻き込まないためでもあった。
そして、場所を移そうと皆が歩いていたその時だった。
萩野柊一
「さーて、おゃおゃ。君達はどこに行くんだい?」
アレン
「なっ?!」
ソフィア
「えっ?!」
アレン
「おぃ!咲夜、あいつが敵か?」
咲夜
「えぇ。あれが萩野柊一!」
柊一
「ふーむ。大名行列でもしに行く気かい?」
教皇代理
「貴様はあの時の!」
柊一
「さて。教皇代理様、君達には、ここでしんでもらおうかな。」
「どうせ、君達もあの場所で全員皆殺しにしようとしてたんだ。」
教皇代理
「クソッ!愚か者めが!」
柊一
「それに、そこにフル=キャスト、 完全詠唱能力も、居るみたいだしね。」
アレン
「ソフィアは……」
ヘルチェイサー
「この子は、君みたいな大バカ野郎には絶対に渡さないよ!」
咲夜
「ここは、私達が引き受けます。」
「あなた達は、早く逃げてください。」
なんと、星が1面に輝く夜空から、1人の男が現れ、アレン達に声をかけてきただけでなく、教皇代理、シスターまでも、皆殺しにしようとしていたのだ。
さらに、完全詠唱能力者である、1番の狙いの目的が目の前に居たために、いち早く襲撃しようとした。
だが、アレンが大声で叫ぶのを目の前を遮って、ヘルチェイサーと、咲夜が立ち塞がった。
そして、早くアレンやソフィア達に逃げろと伝えた。
教皇代理
「うむ。その気持ちはありがたい。」
「だがな、ワシらもそやつに対しては、酷く怒りを覚えておるものでな。」
咲夜
「そうでしたね。」
ヘルチェイサー
「なら、しっかりと護衛を頼むよ!」
教皇代理
「うむ。」
シスターA
「任せといてください。」
シスター達
「私達が、必ずソフィアを護ってみせます!」
咲夜
「いい心がけですね!よろしくおねがいします!」
アレン
「真銀、俺達も!」
真銀
「あぁ、アレン君、ソフィアちゃんを。」
アレン
「おぅ!ソフィア!」
ソフィア
「どうしたの?」
アレン
「俺達のそばから離れるな!」
ソフィア
「え///?」
アレン
「俺達が必ずお前を守りぬいてやる!」
ソフィア
「うん。分かったんだよ!ありがとアレン!」
だが、教皇代理達も逃げようとはせず、闘うべき理由は同じだと伝え、皆でソフィアを守り抜くと決めた。
アレンと真銀達も、同じくソフィアを守り抜くと断言した。
柊一
「さて、君達を1人ずつ倒していくのは、やはり無理か。」
「だったら!」
「ふんっ!」
アレン
「させるかよっ!」
ドヒューン[攻撃相殺音]!
柊一
「さて、どうしたものか。」
咲夜
「はぁぁぁぁあ!」
柊一は、ここで全員と闘うよりも、ソフィアを一刻も早く倒して連れていくのが先決だと考え、ソフィアめがけて飛び込んでくる。
だが、後少しというところで、アレンがソフィアの前に立ち塞がり、強烈な右手のパンチをくりだし、柊一の蹴りを相殺した。
それに、驚いた柊一は、一瞬固まるが、すかさず咲夜が、柊一めがけて、斬りかかる。
だが……。
柊一
「ふわぁぁあ~。」
パシッ[剣を受け止めた音]!
柊一
「ふんっ。」
ドゴッ[殴打する音]!
咲夜
「クハッ。」
柊一
「そこで寝てろ!ザコが。」
アレン
「咲夜~!」
ヘルチェイサー
「チッ!よくも咲夜を!」
「地獄の炎に焼かれて消えろ!!」
「Hell Burning(地獄の燃焼)!」
真銀
「アレン君、僕達も。」
「体を鉄に、砂鉄を剣に!」
「砂鉄変化」
柊一
「チッ。」
真銀
「はぁっ!」
柊一
「おっと、危ない。」
アレン
「うぉぉお!」
ドゴーン[殴打音]!
柊一
「ぐはぁっ!」
ヒューーン!ドゴーン[激突音]!!
なんと、咲夜が斬りかかった剣を素手で受け止め、すかさず咲夜を蹴り返す。
咲夜は地面に倒れこみ、血へどを吐いた。
だが、その後のヘルと、真銀と、アレンの連携攻撃でなんとか、柊一を殴り飛ばした。
柊一は、電柱の方へ勢いよく吹き飛び、電柱に直撃した。
電柱は折れ、煙が辺りにたちこめる。
だが、その瞬間、ものすごい速さで、かけてきた柊一によって、ヘルと真銀は、蹴り飛ばされ、アレンは首もとを捕まれ、思い切り、締め付けられる。
ソフィア
「アレーン!」
アレン
「うっ、グッ…ソフィ…ア。」
柊一
「さて、君達の力はこんなものかい?」
咲夜
「はぁっ!」
パシッ![掴む音]
咲夜
「はぁっ!」
パシッ![掴む音]
咲夜
「はぁぁぁぁぁ……八走破覇!」
「なにっ?!」
ソフィアが、悲しそうな顔で、アレンを見つめて、泣き叫ぶ。
だが、その瞬間、咲夜が立ちあがり、何度も柊一めがけて斬りかかる。
だが、柊一はアレンを右腕で、咲夜の剣を左手で受け止めながら、闘っていた。
幾つもの戦闘をこなしてこなければ、到底なし得ない戦闘ぶりだった。
しかし、咲夜も目を閉じ、体内にエネルギー、いや、エナジーをどんどん取り込んで一瞬、咲夜が目を開いたかと思うと、技名を叫び、物凄い速さの8つの剣の斬波を撃ち放った。
柊一は、動かざるを得ない状態になり、アレンを離して、体勢を整えた。
だが、その瞬間。
真銀
「はぁっ!」
グサッ[刺入音]!
柊一
「ぐわぁぁあ!」
真銀
「やはりそうでしたか」
柊一
「なん…だと…。」
真銀
「あなたは聖人、つまり神の力を宿す者!」
「そうですよね?」
柊一
「なぜ…それを…。」
シスター達
「えっ?!」
ヘル&咲夜
「なに?!」
教皇代理
「やはり、そんな気はしておったのじゃが。」
アレン
「ん?なんだ…聖人…って?」
真銀は、こっそりと息を殺して近づき、柊一めがけて、白銀刀を思いっきり、突き刺した。
その途端に、柊一は物凄い悲鳴を叫びながら、柊一の体は光を放ち始めた。
だが、柊一は、白銀刀を抜き取り、苦し紛れに、叫んだ。
真銀は、やはりそうかと意を決した様に、柊一の本質について語り始めた。
その瞬間、シスター達や、教皇代理、ヘルチェイサーと、咲夜は、愕然とした。
真銀
「聖人とは、神の力をその身に宿し、あくまでも、その力と自らの能力をかけ合わせ、相反せず、自身の能力のステータスを全て底あげするという凄まじい力の持ち主ですよ。」
ソフィア
「えっ?そんな凄い力を?」
シスター達
「そんな、化け物みたいな奴相手に、私達に勝ち目なんて……。」
真銀
「あるんですよ!」
ソフィア
「はっ!聖人滅びの歌!」
シスター達
「そっか!それなら、私達にも。」
シスターA
「皆で力を合わせてやり遂げましょ!」
「うむ。それしかなかろう。」
真銀の柊一の本質や、能力に関して、詳細を説明した後、そんな奴に勝ち目はないとシスター達が、諦めかけたその時、真銀が唯一勝てる術があると伝えた。
ソフィアも、それに気づき、遥か昔から伝わる、聖人滅びの歌の事を皆に告げた。
それなら、自分達にも出来ると、シスター達は、次々と立ちあがり、ソフィアの後ろに群がってソフィアと共に、綺麗な唄声で、外国語の歌をなめらかなハーモニーに乗せて、謳い始めた。
その瞬間、柊一は耳を塞ぎ、酷く苦しそうに悲鳴をあげ始めた。
柊一
「ぐわぁぁあ!」
「な、なんだ…この唄は…。」
「あいつら、なにをしてるんだ?!」
ヘルチェイサー&咲夜
「お前の相手は、俺達だ!
貴様の相手は、私達だ!」
柊一
「さて…これは…まずいことになったね。」
アレン
「みんな、連携攻撃だ!」
ヘルチェイサー
「言われなくてもやってやる!」
「地獄の大炎に焼かれて、焼滅しろ!」
「Magnam Forno Caroleマグナムフォルナカローレ
(大炎球燃焼)!!」
咲夜
「はぁぁぁぁあ…八走破覇!!」
真銀
「ホーリー=ナイト・ソード(聖剣突き)!!」
柊一
「くそっ!貴様らぁ、覚えておきたまえ。」
「今回ばかりは、油断したが、この先もずっと貴様らを狙い続ける奴が現れるという事をね!」
「ぐわぁぁあ!」
なんとか、アレン達全員で、最後の力を振り絞り、聖人の一人である萩野柊一を倒した!
だが、意味深な内容を告げながら、柊一はぶっ倒れた。
そして、学園都市から、魔の手は遠のき、平和な日々が続き、皆元の暮らしに戻った。
青泉
「もぅ、真銀、あんたあん時どこに行ってたのよ。」
真銀
「すいません、青泉さん。少し体調を壊して保健室で寝ていました。」
青泉
「アレンも、アレンで急にどっか行っちゃったっきり戻ってこなかったし。」
アレン
「わりぃな、青泉。ちょっと、探しに行ったら、道に迷っちゃったんだよ。」
青泉
「まっ、入学して、早々だからしょうがないかもね。」
アレン
「そういう事にしといてくれ。」
青泉
「ほんとにもぅ。」
秋黄鷹
「まっ、みんな無事やってんから、それで問題ないやろ。」
夏姫
「そうね!アレン。」
アレン
「ん?なんだ?」
夏姫
「その…あの…ありがとね!」
アレン
「ん?あっ、あぁ。」
「期待に応えてやったぜ!」
秋黄鷹
「ニャハ~。やっぱ、アレンかっこええわ~!」
アレン
「だって、絶望になんか、負けたくねぇだろ?」
真銀
「はぃ!」
青泉
「えぇ。そうね!」
皆、日常のありきたりな生活に戻り、平和な暮らしに戻って、皆仲良く過ごしていたが、アレンのある1つの言葉で、日常にぴりっとスパイスがかかったような刺激が混じり、皆に希望が満ち足りた。
これで、第1章は、終わりとなります!
今まで、長い間ご愛読してくれた方、本当にありがとうございました!
でも、な、な、なんと第2章続きます!!!!!!!!!!