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それでもいい、愛してくれ  作者: 神楽坂るのあ
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悪だとか善だとかきめてるんじゃないよ。ばかやろう。

死にたいって人が理解できないときがあった。

生きているとこんなにも素晴らしいのに、なんて健全なときが僕にもあった。

そのときになれば、そのときが来た人にとっては死というものは限りなく近くに来ていて、

死こそが素晴らしく思えてくるってことが今わかる。

生きていても楽しくなかったら、現状を維持するだけに生きていて、しかも、

それがつらくて何にもしないわけにはいかなくなる。

ホームレスとか、死ぬのが怖いから仕方なくこの世にいるのかな。

わかるよ。まあ、僕は、それはそれで辛いし嫌だな。

死ぬのもホームレスになるのも嫌なので、省エネで快適な暮らしを目指してる。

何やってんだろうね。君を愛し、愛されることができるのならよかったのに。

なんでなんだろうね。

気が付いた時には、もう、遅くて手遅れなんだ。

手遅れ遺伝子。

国とかいうみんなが作った想像上の現実は中途半端なことをするから。

罪とか勝手に決めてくるくせに、罪を起こさないようにはしてくれない。

完全に防犯されていれば犯罪者は生まれないわけで。

悪いことをしたいなんて人はいないんだってソクラテスも言ってたよ。

その人にとっての善が誰かにとっての悪であっただけでね、

だからさ、教えてあげようよ。そういうことをさ。

まあ、仕方ないよな。僕たちは結局は動物なんだからさ。

くるってる動物。

幸せとか不幸とかそんな概念自体が滑稽なのかもしれないね。

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