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プロローグ 4

先程、日間VRゲーム〔SF〕ランキングを見てみたら1/18 20:43現在、19位に入ってました。

64名の方にブックマークしていただいてました。

ありがとうございます!

まだ4回しか投稿していないのにヽ(;▽;)

これを励みに頑張って書き続けます。


現在10回目分まで下書きが出来ております。

 その後も色々とゲームの話や今後の現実の事など話し合ったが夜になる頃にはみんな帰って行った。


 一人になるとやはり気が抜けたような倦怠感に襲われた。

 思い煩っても仕方がない。体の事は医師の先生方に、現実の事は兄達に任せるしかないのだ。自分にそう言い聞かせてみても憂鬱な気分に落ち込んでしまった。



 ネットにアクセスする事は出来るのでメールボックスを覗いてみると案の定恐ろしいほど大量のメールが溜まっている。

 その量に読む気にもなれずメールボックスを閉じてしまう。

 事情が事情なので少しずつ処理する事で許してもらおう。

 取り敢えず今日は疲れた。


「疲れた……」

 と思わず呟くとナースのアイハラさんに就寝を促される。アイハラさんはAIなんだそうだ。

 当分通常よりたっぷり睡眠を取ってくださいとの事。ゲームに夢中になってもちゃんと寝ないとダメですよと注意された。


 言われたとおり大人しく目を閉じると速やかに眠りが訪れた。




 翌朝再び小鳥の声で目を覚ますとアイハラさんが

「午前のうちにお客様がお会いになりたいそうですよ。大丈夫ですか?

 会社の方と事故の関係の方とゲーム会社の方だそうですよ」

と伝えてくれた。

 それに了解しつつメールをチェックしてみると甥達から招待券付きのメールが三通送られてきていた。昨夜の内に送ってくれたようだ。


 また少しうたた寝していたが目を覚ますと鷹原医師が部屋に入ってきたところだった。


「おはよう、蒼井さん。ご気分はどうですか?お客様にお会いできますか?」

と尋ねられたので了承する。


 今度もモニターウィンドが宙に浮かび最初に勤務先の社長と人事部長が映った。


「蒼井さん、この度は本当に気の毒なことになってしまった。我が社にとっても大変な損失だよ」


「蒼井課長の課でもパニック状態でしたよ」


「部長、心配させるような事は言わない。そちらは落ち着いてきていると報告も受けているから蒼井さんは気にせずじっくりと治療を受けてくださいよ」


 今後の事は兄と良く相談する。落ち着いたらVRオフィスでの勤務も検討して欲しい。などと話した後長居をすると疲れるだろうからと言って二人は帰って行った。


 次に映ったのは見知らぬ男女で

「この度は誠に申し訳のない事態を起こしまして蒼井様には大変なご迷惑ならびに苦痛を与えてしまいました。深くお詫びを申し上げます。今後の治療費や補償については誠意を持ってあたらせていただきますので安心なさってください」


 残ったウィンドウの中で二人に深々と頭を下げられた。


「ありがとうございます。よろしくお願いします。えっと……ゲーム会社の方もとお聞きしていたのですが」


「この度ご参加くださるゲームは当社関連の会社でございます」


「クリスタルラビリンスを管理運営しておりますクリスタルパレスの茜沢と申します。当社の VRゲームにご参加くださる件につきご便宜を図らせていただこうと思いましてお伺いしました」


 研究室関係は男性の、ゲーム関係は女性の会社らしい。

 偶然にも系列会社だった。


「あのう、あまり特別扱いしていただくのは他のプレイヤーの方達に申し訳ないですから気遣っていただかなくても……」


「確かにゲーム内で特定のユーザーに過度の特別扱いをするのは蒼井様の興を削がれかねませんし他のプレイヤーの嫉妬を呼び兼ねません。

 ですが蒼井様のようなメディカルユーザー様は一般プレイヤー様とは扱いが多少は違って参ります。

 一番の違いはダイブイン時間の制限が状態により解除される事ですがそれらの点についても最初の設定時にみなさんに説明していますし公式ホームページやヘルプにも明記しております。

 CL、クリスタルラビリンスですが十三歳以上の全年齢対象になっております。

 今回のCLはディープなゲームプレイヤーを満足させるレベルはもちろんご高齢や病気や怪我で現実の動作などに不自由なさっている方や若年層、成人女性など今まであまりゲームをされていなかった層にも交流の場としてご利用いただける従来のゲームを超えたVR社会がコンセプトですので蒼井様にも楽しんでいただけるかと思っております。

 蒼井様は今まであまりゲームをされていないとの事ですがどのようにプレイをなさりたいかある程度決めていらっしゃいますか?」


 社会人になってから忙しくて中々時間が取れなかったリアルでの趣味をVRで楽しみたい事、ファンタジーが好きなので魔法を使ってみたい事などを伝えた。


「物作りや音楽や読書や美しいものがお好きで魔法にも興味がお有りなのですね。

 では設定担当にも伝えてより的確なアドバイスをさせるようにいたします」


 そう行って二人は帰って行った。

改行を多くした方が読みやすくなるかしらと模索中です。


プロローグ、長くてすみません。

もうしばらくお付き合いくださいませ。

(その後にまた長いキャラクリ回が続きそうな悪寒が……)

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