表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

~ザ★初ミッション~

お話は実在しません!


「それを読み、すぐにアイテムの準備をしなさい。」

 ナノとレオは、渡された紙を見つめた。そこには飛行機の出航時間。

 そして、今回の『ミッション』が書かれていた。

「「はいっ」」

 二人は笑顔で言った。

「本当は、十八年生のS級の者に頼みたいのだけど、何者かによって、食事に毒が盛られていたみたいでね。シャネルはいいとして、はぁー・・・よりによって成績最下位のアンドリンナを使うとは・・・はぁー。」

 校長がまたため息をつく。でも、そんな憎まれ口も、嬉しすぎて有頂天になっているナノには聞こえていなかった。

 紙の『命令』には、


・身長、百五十から百六十の二人組みを、フランスのベルサイユへ行くまでに取り押さえ、情報を取り返す。


 としか書かれていなかった。

「相手は他のスパイスクールの生徒の可能性があるわ。あなた達には初ミッションだと思うから、心して取り組みなさい。」


(他のスパイスクールの可能性がある・・・。)


ナノは、校長の言葉を心の中で呟いた。

校長は、ナノとレオに手を差し出した。

ナノは、握手だと勘違いして、つい、その手を握ってしまった。


「・・・紙をよこしなさい。」


 校長の冷たい目。

ナノは慌てて手を離して、貰った紙を校長の手の上に置いた。

「飛行機はまだ出発していない、今なら間に合う。貴方達がベルサイユに着かない事を強く願うわ、敵の目的は情報を高く政府に売る事。どうにか食い止めなさい。」

 校長は、すぐ横の蝋燭で紙を燃やした。

「「はいっ」」

「校門に迎えの車を置いといた。任務遂行を祈る。」

「「はいっ」」

 ナノとレオは敬礼して、校長室を出た。部屋に戻ったナノは、アイテムなどを入れた鞄を持ち、

「シャルル、マキ、行ってくるね。」

 気絶している、マキとシャルルにそう言い、校門へ走った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ