第15話:『聖なる光と、魔王の反撃』
魔王が放った巨大な雷は、俺たちに向かって、轟音を立てて迫ってきた。
「くっ……!避けるぞ!」
俺は、とっさにそう叫んだ。
しかし、雷の速さは、俺たちの想像をはるかに超えていた。
その時、エリスが、両手を広げて前に出た。
「みんな、私の盾の中に……!」
エリスの体から、黄金の光が溢れ出し、巨大な光の盾を作り出した。雷は、光の盾にぶつかり、轟音を立てて弾け飛んだ。
「すごい……!エリス!」
俺は、エリスの力に驚きを隠せなかった。
しかし、魔王は、エリスの力を嘲笑った。
「くだらん……。そんな小細工で、この私に勝てると思うな!」
魔王は、そう言って、エリスの光の盾に、さらに強力な雷を放った。雷は、光の盾を少しずつ歪ませていった。
「くっ……!これ以上は……!」
エリスの体が、震え始めた。
「エリス、大丈夫か!?」
俺は、叫んだ。
「キルシュ……。私、もう……」
エリスが、絶望の声を上げた。
その時、リーナが、エリスの前に飛び出した。
「エリス、諦めないで!私たちには、希望があるんだから!」
リーナは、そう叫んで、エリスの手を握りしめた。
リーナの声が、エリスの心に響いた。エリスの光の盾は、再び輝きを取り戻した。
「ありがとう、リーナ……。私は、負けない……!」
エリスは、そう言って、再び魔王に立ち向かった。
しかし、魔王は、さらに強力な攻撃を放ってきた。
「これで、終わりだ……!」
魔王が放った光の刃が、俺たちに向かって迫ってきた。
俺は、再び自分の『聖なる浄化』の力を発動しようとしたが、体が動かなかった。
「くっ……!まだ、だめなのか……!」
その時、リーナが、俺の前に飛び出した。
「キルシュ、大丈夫!私に任せて!」
リーナの体から、信じられないほどの光が溢れ出した。リーナが、魔法を使うのか……?




