第10話:『古代遺跡の真実と、未来への誓い』
リーナの故郷を救った俺たちは、再び旅を続けていた。リーナの父が残した地図を頼りに、世界の終わりを救うための「最後の鍵」が隠されているという、古代遺跡へと向かった。
遺跡の入り口は巨大な岩で塞がれていたが、エリスが魔法を唱えると、岩はゆっくりと動き、俺たちに道を開いてくれた。遺跡の中は、まるで迷路のようだった。俺たちは、次々と現れる罠や魔物たちを乗り越えながら、奥へと進んでいった。その中で、この遺跡が、過去の聖女たちが来るべき世界の終わりに備えて、その力を封印した場所であることを知った。
「ここに、古代の聖女たちの力が封印されているのね……。」
私は静かにそう言った。
遺跡の最深部には、巨大な石像が鎮座していた。石像は、まるで生きているかのように俺たちを睨みつけ、その目が赤く光り始めると、口から巨大な火球を放った。俺たちは火球を避けようとしたが、その速さは俺たちの想像を遥かに超えていた。
「二人とも、危ない!」
私が叫んだその時、私の体から信じられないほどの力が湧き上がってきた。私は無意識に自分のスキルを発動させた。
「『聖なる浄化』!」
私の体から放たれた眩い光は、火球を包み込み、音もなく消し去った。キルシュとエリスは、驚きの声を上げた。
しかし、私の力はそれだけではなかった。私は石像に向かって、再びスキルを発動させた。
「『聖なる浄化』!」
私の体から放たれた光は、石像を包み込み、石像は苦しそうに体をよじらせた。その時、石像の体がゆっくりと崩れ始めた。石像の中から現れたのは、リーナの父だった。
「父さん……!」
リーナが叫び、男に駆け寄った。リーナの父は弱々しい声で俺たちに感謝を述べた。
「ありがとう……。君たちのおかげで、俺は助かった……。そして、この遺跡の真実を伝えることができる……。」
父はそう言って、遺跡の奥を指差した。
「この遺跡は、古代の魔導師たちが、世界の終わりを予見し、未来の希望を託した場所だ……。この先に、世界の終わりを救うための、最後の鍵が隠されている……。」
リーナの父は、そう言って、俺たちに一つの地図を渡した。
「この地図に、最後の鍵がある場所が記されている……。未来の希望を、君たちに託す……。」
そう言い残し、リーナの父は静かに息を引き取った。リーナは父の亡骸を抱きしめ、声を上げて泣いた。俺たちは、彼女の悲しみに寄り添い、励ましながら、父の遺言を胸に刻んだ。そして、俺たちは、世界の終わりを救うための最後の旅に出ることを決意した。




