首猛夫による乱入 朱合呂色
首猛夫による乱入 朱合呂色
いや、尾崎凌駕さん、もうやめませんか? 確かに怪しそうな記述はあちこちにあります。しかし、それをすべて発掘していくのはちょっと大変過ぎませんか?
確かに叙述トリックは気になります。しかし、先ほどの――
この創作漢字は一体?
と書いても、尾崎凌駕は答えてくれそうもないですね。
で、自分で調べてみました。”合呂”で検索してみると――
朱合呂色
という言葉が見つかりました!
合呂が朱色に挟まれている! これこそ、まさに血だらけの首の切断面じゃないですか!
これ何だと思います? 漆らしいです。
それでハタと気が付いた! ウルシは植物――木です。ほら「針金の蝶々」にあった、樫の木が重要、と。
離れの密室に必要だった「針金細工の蝶々」は握り潰されドアノブに巻きつけられていた。
母屋裏の樫の木は重要である、とあるが、それがあの別荘にあったかは定かではない。ひょっとしたら母屋の裏に植えられていたのは樫の木ではなくウルシの木だったのではないか? それで近づけなかった。
被れるから!
ウルシは被れます。




