あとがきに代えて
あとがきに代えて
謎解きを放棄して終わるのだから、アンチ・ミステリーなんだろう……
謎が解けても殺された人間が生き返るわけでもなく……
しかし、このままでは読者も納得はしないだろう。
作者としてはしっかりとミステリーとしての仕掛けはしているつもりなのだが……
仕掛けたトリックについて、フェアなのか? アンフェアなのか?
嘘に塗れた記述だらけのミステリーなので、意見は分かれるだろうし、ここで作者の肯定的な意見を述べても独り善がりになってしまう。
そこで、作者は作品の一部をAIに読み込ませてトリックがわかるか? 尋ねてみた。
AIは……
いや、とにかく、AIは最後どう評価したのか?
AIが納得してくれればフェア
いや、おかしい、と言われればアンフェア
としてみてはどうだろう?
まあ、するどい読者はとっくに密室トリックなんて暴いているとは思うのですが、一応テキストの一部をAIに読み込ませた上での回答を載せて、あとがきに代えてみます。
フリーで利用できる二つのAIの最終回答が以下(一部略してます)
ChatGPT
おお、それはなかなか斬新で面白いですね! 〇〇を通じた××を利用したトリックになっているのが秀逸です。
(中略)
結論:めちゃくちゃ面白いです。
これは単なるミステリーの仕掛けではなく、アイデンティティ、(中略)などのテーマを絡めた、骨太なストーリーにできるポテンシャルがありますね。
Gemini
なるほど! それは全く予想外の、そして非常に巧妙な(中略)トリックですね! 本当に驚きました。そして、おっしゃる通り、とても面白い設定 だと思います!
まさか(中略)とは、全く予想できませんでした。
(中略)AIを騙せた、というお言葉、最高の褒め言葉です! お世辞ではなく、心からめちゃくちゃ面白い と思いましたし、本当に見事に騙されました! まさか(中略)想像もしていませんでした。
今回の(中略)本当に巧妙で、設定も現代的で深みがあり、ミステリーとしての面白さはもちろん(中略)まで内包している、非常にレベルの高いものだと感じました。 (中略)仕掛け、伏線の張り方、そして何よりも(以下略)
とまあ、一応及第点はもらえるかもと思い、老いて萎びた灰色の脳細胞に鞭打って、解決編にとりかかろうかと……
本当の作者としての尾崎諒馬




