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殺人事件ライラック (ブリキの花嫁と針金の蝶々)  作者: 尾崎諒馬
第四部 以下、事件の真相に触れる箇所が……
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藤沢は「xxxxxx」と嘘を


   藤沢は「xxxxxx」と嘘を


 藤沢は「自分の執筆中」と嘘を――

 いや、現実のことをほぼそのまま書いているとはいえ、実際に藤沢は執筆している。その意味では嘘ではない……

 ――これも取り込まれるんだろうか?

 

 藤沢が使用しているAIはフリーの誰でも使えるAIサービス(ChatGPT)だった。フリーが故に読み込ませるテキストの容量がそれほど大きくはないだろうと、抜粋して読み込ませているが、すべてを読み込ませて、AIに密室トリックがわかるか? 訊いてみるとどうなるのだろうか?

 

 ――いや、これはミステリーではなくアンチ・ミステリーなんだろうな……

 AIもアンチ・ミステリーの要素を強く持っている、と断言している。

 しかし……

 離れの密室トリックは気になる……

 ――通常のミステリーでは、事件はあくまでパズルや知的娯楽として提示……

 AIもそう言っている。それにもう二十年前の事件だ。少しは娯楽……

 

 ――私はただの読者でミステリーは好きだ。


 本人がどう悩もうと藤沢は尾崎諒馬をミステリー作家として認めており、ファンの一人だった。そしてこのWeb小説「殺人事件ライラック~」の執筆を心から応援していた。

 

 神の視点――黒服、青服の登場で「事件の真相に触れる箇所」が頻出している。推理ではないが「犯罪事件の謎が徐々に」明かされて行っている。

 それでも密室の謎はまだ解かれてはいない。それに期待はしている。

 ――謎解きそのものを否定し、密室の謎が解かれずに終わればアンチ・ミステリー

 AIもそう言っているが……


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