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殺人事件ライラック (ブリキの花嫁と針金の蝶々)  作者: 尾崎諒馬
第四部 以下、事件の真相に触れる箇所が……
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AIと藤沢の会話 脳か? 心臓か?

 

   AIと藤沢の会話 脳か? 心臓か?

 

 藤沢:オズの魔法使いのブリキの木こりについて訊きたいのですが。

 AI:ブリキの木こりは、ライマン・フランク・ボームによる1900年の児童文学『オズの魔法使い』に登場するキャラクターの一人です。以下は彼に関する主なポイントです。


 キャラクターの背景


 本名と起源:

 ブリキの木こりの本名は「ニック・チャッパー(Nick Chopper)」です。彼は元々は普通の人間の木こりでしたが、悪い魔女の呪いによって体が次第にブリキに変わってしまいました。最終的には全身がブリキになってしまったため、彼は「ブリキの木こり」と呼ばれるようになりました。

 

 特徴:

 ブリキでできた体のため、心臓がありません。そのため、感情を持たないと感じています。しかし、物語の中で彼は友情や思いやりを示し、心がないことを悔やむようになります。


 物語の役割

 ドロシーとの出会い:

 ドロシーがカカシとともにオズの魔法使いを目指して旅をしている途中で、ブリキの木こりに出会います。彼は雨に濡れて錆びついて動けなくなっているところをドロシーたちに助けられます。


 目的:

 彼の目的は、オズの魔法使いに心臓を与えてもらうことです。心臓を持つことで感情を取り戻し、人間らしさを取り戻すことを望んでいます。


 藤沢:疑問に思うのは「心臓」より「脳」の方がアイデンティティを保持していると思うのですが……。ブリキの木こりは頭もブリキに交換されているので脳を持たないと思うのですけど。

 

 AI:興味深い視点ですね。ブリキの木こりのケースを考えると、脳の有無と心の有無の関係は確かに複雑です。


 ブリキの木こりの脳について


  頭もブリキに交換されている:

 ブリキの木こりの頭がブリキに交換されている場合、物理的には脳が存在しないと考えるのが自然です。しかし、彼は依然として考えたり話したりする能力を持っています。


  アイデンティティの保持:

 脳が物理的に存在しないにもかかわらず、ブリキの木こりは自分自身を認識し、自己のアイデンティティを保持しているようです。これは物語のファンタジー要素として解釈される部分で、()()()()()()()()()()()()ものです。

 


 心と脳の役割


 心の象徴:

 ブリキの木こりが求める「心臓」は、実際には感情や共感、思いやりなどの象徴です。彼が心臓を欲しがる理由は、感情を持ちたいという願望にあります。

 

 脳の役割:

 物語では、脳は主に知恵や知識の象徴として描かれています。カカシが脳を求めるのも同じ理由です。ブリキの木こりは、考える能力や論理的な思考には問題がなく、彼の主な望みは感情を持つことです。


 ファンタジーにおける解釈

 ファンタジー設定:

『オズの魔法使い』の世界では、現実の物理法則が完全には適用されないため、ブリキの木こりが脳を持たなくても自己認識や思考が可能であるとされています。このような設定は、物語の中でのキャラクターの成長やテーマを強調するためのものです。


 まとめ

 ブリキの木こりの物語において、彼の求める「心臓」は感情の象徴であり、彼が脳を持たないにもかかわらず自己認識や思考が可能なのはファンタジーの一部として理解されるべきです。このような設定は、物語のテーマやキャラクターの成長を際立たせるためのものであり、現実の科学的な理解とは異なります。

 他に質問や補足があれば教えてください!


 藤沢:なるほど、いわゆる「ハート」=心臓なんですね。ブリキの頭でも思考や意識はあるけど、心臓がないので「ハート」=感情、思いやり等がない、なのでブリキのかかしは脳ではなく心臓を求める、と。


 ※ブリキの木こりと書くべきところを案山子かかしとの対比が頭にあったためか、ブリキのかかしと書いてしまった。しかし、それをAIは組んでくれたのか? カカシについても言及してくれた。


 AI:その通りです。ブリキの木こりとカカシの求めるものは、それぞれ異なる象徴を持っていますが、どちらも自己の欠如を補うためのものです。


 ブリキの木こりの求める「心臓」について

  心臓=感情:


 ブリキの木こりは、感情や思いやりを象徴する「ハート」を求めています。彼は既に考える能力や意識を持っていますが、感情を感じることができないと考えています。そのため、心臓を得ることで感情を持ちたいと望んでいます。


 ブリキの頭:

 ブリキの木こりは頭もブリキでできているため、脳がないと物理的には考えられますが、物語の中では意識や思考の能力を持っています。これはファンタジーの設定として受け入れられています。


 カカシの求める「脳」について

  脳=知恵と知識:


 カカシは脳がないと信じており、知恵や知識が欠けていると感じています。そのため、脳を得ることで賢くなりたいと望んでいます。彼のキャラクターは、知恵や知識の重要性を象徴しています。


  実際の能力:


 カカシもまた、実際には考える能力や問題解決能力を持っていますが、自己認識として脳が欠けていると感じています。

 

  結論


  ブリキの木こり:

 思考や意識は持っているが、感情や思いやりがないと感じているため、心臓を求める。

  カカシ:

 実際には賢さや知恵を持っているが、脳がないと感じているため、脳を求める。

 

『オズの魔法使い』では、これらのキャラクターの願望を通じて、人間の感情や知恵の重要性を強調しています。ファンタジーの設定を通じて、彼らの成長や自己発見の旅が描かれています。


 藤沢:ありがとう、案山子(かかし)との対比がわかって面白かったです。またよろしくお願いします。


 AI:どういたしまして!『オズの魔法使い』のキャラクターたちの対比はとても興味深いですね。いつでも質問があれば、お気軽にどうぞ。またよろしくお願いします。


 ファンタジーの世界では感情は心臓にあるわけだ。いちりとせで夢の国ワンダーランドに入ってしまった以上、祝福された死である遺体からは、頭=脳だけではなく心臓も取り去る必要があった……

 いや、バカバカしい……

 

 あれは現実の世界の殺人事件だった!

 それにフィクションだとしてもファンタジーではなくミステリーだ!


 しかし、犯人はほぼわかってしまっているな。

 確かに既に「事件の真相に触れる箇所」だらけだ。

 

 あとは密室だけか……

 いや、本当にそうなんだろうか?

 


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