表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
No.15【短編×謎解き】余命5分  作者: 鉄生 裕
4/5

【刑事】が正解だ!

答え合わせです!


正解が【刑事】だと思った方だけ、

是非最後まで読んでみてください!


名探偵のあなたは、【刑事】の胸に巻きつけられている時限爆弾のコード切った。


すると、四人の胸についていた時限爆弾の数字がピタッと止まった。


「よし!やっぱり刑事が正解だったんだ!」


名探偵のあなたは、声に出すことはしなかったが、

心の中でガッツポーズをしながらそう思った。







まず、ボマーが提示した、

【294】 【236】 【296】

という三つの数字。


そして、ヒントである『携帯電話』から、

その三つの数字が携帯に関する番号だという事はわかるだろう。




次に、四人の職業だが、

【天気予報士】 【消防士】 【刑事】 【時計屋】

という四つの職業だったはずだ。




【携帯電話】【三桁の数字】【四つの職業】




ここで名探偵のあなたはピンと来たはずだ。


三つの数字は、【短縮ダイヤル】かもしれないと。


【消防士】は《119》

【刑事】は《110》

【天気予報士】は《177》

となる。


では、【時計屋】とは何か?


よく思い出して欲しい。

ボマーは彼のことを【時計屋】とは一言もいっていない。

彼のことを、【時を刻み、告げる者】と言ったはずだ。


それはつまり、《117》の時報を意味している。




さて、ここまで分かればあとは簡単だ。


仲間外れの一人を探せばいい。


【294】は《117》と《177》を足した数。

【236】は《117》と《119》を足した数。

【296】は《119》と《177》を足した数。


つまり、仲間外れは《110》の【刑事】という事になるのだ。




だが、もしあなたが四つの短縮ダイヤルの番号を知らなくても、

《110》の短縮ダイヤルだけを知っていれば、この謎々は解ける。


【刑事】の《110》だけが、三桁目の数字が0だから。







「さすがは名探偵だな。俺が仲間外れだ。そして、俺が連続爆弾魔のボマーだよ!」


刑事の新藤は、ケラケラと笑いながらそう言った。




名探偵は前から彼のことを怪しいと思っていた。


爆発現場には、『ボマー参上!』と書かれた“真っ白な紙”が必ず落ちていた。


爆発が起こった現場なのに、汚れ一つ付いていない“真っ白な紙”が落ちているのだ。


つまり、その紙は爆発以前から現場に置かれていたのではなく、

爆発後に何者かが現場に紙を置いたという事になる。


爆発後に現場に足を踏み入れることが出来たのは、

名探偵であるあなたと、警察くらいしかいないだろう。




見事に謎々を解きボマーを捕らえることが出来たあなたは、

天才名探偵として世間の注目を浴びることとなった。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


謎々は見事解けたでしょうか?

現場に落ちていた“真っ白な紙”に気付けたでしょうか?

勘で当てることが出来たでしょうか?




「謎々難しすぎだろ!五分で解けるわけないだろ!」

という方へ。


すいません。自分でもこんなの五分で解けるわけないと思いながら書いてました・・・。

よければ、制限時間を気にせず普通の謎々として家族や友達に出題してみてください!




「“真っ白な紙”なんて伏線でもなんでもないだろ!」

という方へ。


・・・ですよね。今度はもっと伏線らしい伏線考えます!




「勘で当てた!」

という方へ。


おめでとうございます!天才です!




という事で、またいつか超難問ナゾナゾ用意したいと思います。


ご意見やご感想などいただけたら嬉しいです。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ