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終焉の物語  作者: NaoのR@迷走中
第一章
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第一夜-2-旅立ち-4

アイラとビショットの旅立ちです。


アイラとビショットは辺境の首都オルソニアに戻っていた。

いや戻されたと言うべきか。

退治した山賊には山のように余罪があって証言を辺境の警務部に求められていた。そんな面倒を回避するためアイラとビショットは山賊のアジトで信号弾…緊急時に使うのろしのようなもの…も使わなっかし国境の検問所でも何も語らなかったハズなのに・・・山賊のアジトの宝物庫からくすねた金貨も全部没収されてしまった。


「始終監視されていた、と言うことか。」

少し不愉快そうにビショットはポツンと言った。

「監視?全然気づかなかった!・・・あっ!」

アイラの感覚、それを超えて監視できるものに彼女は心当たりがあった。ライドン家である。

ハウマノン家と並ぶ辺境6家の一つであるライドン家は「沈黙の6家」と呼ばれ、政治に口を出すこともほとんどなく血族から滅多なことでは騎士も軍に出さなかった。それもそのはず、ライドン家は国内外の情報収集、つまり諜報活動を主体に行っており、つまりは裏情報含め知り過ぎているために政治に口を出すことは少ないのである。

「心当たりがあるのか?」

「うん、でも詳しくは知らない。あ、そう言えばあの地竜は死んじゃった?」

と誤魔化すように話題を変えた。

「ただ気絶させただけだ。」


同じころ辺境代表官邸ではゴラウとランドルフが話をしていた。

「山賊退治とはあの二人、しょっぱなからやってくれる。」

目を細めてランドルフが言うと、

「この程度は当然だな、なんせあの男は竜騎士なのだから。

そう言えば占いババは何か変わったことは言っていなかったかな?」

「いや、何も・・・。」

       ・

       ・

       ・

話し合いは夜まで続いた。


3日後、アイラとビショットは警務部から解放され、山賊退治の報奨金も得られた。

「ん~疲れた。こんな面倒はこりごり!」

憔悴した顔でアイラが言うと

「休んでる暇はないぞ!この金で旅に必要なものを買い出しに行く。」

「えー、今日くらいはゆっくり休みたい。お金もあるんだし。」

「俺も面倒はこりごりだからな。とっとと辺境を出るぞ!」


ようやくアイラとビショットの世界をまわる(予定の)旅が始まろうとしていた。次は何が起こるのか?期待と不安の中で・・・。





駄文、読んで頂きありがとうございます。

終焉の物語-第一夜、完です。


次から新章突入???

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