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終焉の物語  作者: NaoのR@迷走中
第一章
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第一夜-2-旅立ち-2

山賊退治ですね~

アイラとビショットが別れて30分程経ったろうか?

アイラはビショットの方に小走りで引き返してきた。そして慌てたように言った。

「こっちに十数人?殺気を立ててやって来る!」

ビショットはまだ何も感じなかったが

(キシアン家の血筋のものは感覚に優れてる、とか何とか言ってたな。)

と義父ゴラウに言われたことを思い出し少しばかり感心した。

「山賊かも知れない。早く逃げないと!」

アイラは焦りながら言った。

「山賊?何慌ててるんだ?逃げたきゃ一人で逃げろ!てか、何で戻って来たんだ?」

ビショットは先ほどのことがあったので少し意地悪に言った。そう言われアイラは困ったように沈黙した後言った。

「ゴラウ様の命をすっかり忘れていたの。あなたを監視しなさいって。それを思い出したから戻って来たの!」

「はぁ~」

ビショットは大きくため息をついて空を見上げようとしたその時、アイラの言う殺気の群れに気付いた。


「逃げろには手遅れ、か。」

とビショットは緊張感の無い声で言った。

「山賊の持ってる剣とか実剣だよ!当たれば痛いだけじゃすまないよ!」

とアイラは言う。辺境においては有事でもない限り帯刀は騎士でも許されていない。持ってるいるのは刃の無い摸擬刀であるが・・・無法者である山賊はその限りでは無い。至極当然である。

「当たらなければいいんだろ?」

と相変わらずのんびりと答えるビショットにいら立ちを見せるアイラ・・・そんなやり取りをしているうちに山賊に取り囲まれてしまった。

(私が戦うしか・・・)

そうアイラは決意した。


「ぐへへへっ」

「ギャハハっ「

「男は殺せ!女の方は傷つけず捕まえろ!高く売れるからな!」

山賊の人数は十四五人だろうか。

「下がりなさい。このキシアン家の紋章が見えませんか!」

アイラは怯えながらも服の紋章を山賊たちに示して事なきを得ようとしたが、

「キシアン家だと?これは更に高く売れそうだ!」

全く効果が無かった。


「アイラ、少し下がってろ。」

とビショットが言った瞬間、山賊たちはバタバタと倒れた。

「えっ?」

アイラの目をもってしても何が起きたのかほとんど見えなかった。驚くアイラをしり目にビショットは山賊でまだ意識のある者を捕まえてアジトの場所を問いただしていた。

聞きたいこといろいろあったがアイラは

「アジトの場所聞いてどうするの?」

としか言えなかった。

「山賊のアジトを潰す!」

とビショットは真剣な表情で答えた。

(こいつ、意外と正義感強いのかな?)

なんてアイラが思っていたら、ビショットは続けて

「山賊のアジトには金がたんまりあるだろ?金、金うるさい女がついてきそうだからな!」

「へっ?」





駄文、読んで頂きありがとうございます!

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