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アイケン  作者: 霞川悠
8/43

やばい!18禁になるからやめて!

またもや釣りタイトル…


「アイケン活動第2回、人の死」


黒板にそんなことを奈緒美先輩が書いた。

何だか随分と重い議題だな…


「今日は人の死について研究しようと思う」


「随分真面目ですね」


俺はこの議題に驚いた。

まさかこんな真面目なことを討論することになるとは夢にも思わなかった。


「時に海斗、キミは人の死を見たことはあるか?」


「ええまあ…」


ウチの祖母は3年前に亡くなった。結構な早逝だ、


「例えばもしキミが死んだとしよう」


「うわぁ!ヒドイ例えだ!」


「死んだ後、お前には何かが残されている」


「え、それって思い出とかそういう…」


「何を言っている?精子に決まってるだろ?それともお前は去勢してあるのか?」


「結局下ネタかよ!しかも去勢してない!!」


「では確かめないと弟君」


「そうですよ旦那様!」


聖子先輩と歩ちゃんが俺に近づいてくる。

すごいニヤニヤした顔で。


「と、とにかく俺のその…あれが残されたから何だっていうんです?!」


うう…俺って結構恥ずかしがりやなんだよな…

未だにオッパイを口に出来ない…


「いやいやキミの生殖器を確認するのが先だよ。もしかして実は女でした〜、みたいな何とか高校ホスト部的な展開があるかもしれん」


「無いですよ!しかもそんな展開だったらこの小説にガールズラブを追加しなくちゃいけないですよ!!」


「追加は嫌か?」


「そういう問題じゃない!」


何で俺達は、自分達の行動を小説の登場人物の行動として考えているのかは謎だな。


「じゃあ何だ?ハーレムキーワードが消えてしまうからか?」


「いや、それはあんまり関係が…」


何で俺達はこうも自分達を小説の登場人物として会話してるんだ?!


「まあでもハーレムが過ぎるのは良くない。ネット上に某アニメの最低主人公のように海斗氏ねとか書かれるかもしれんしな〜」


「話が脱線しすぎというか飛躍しすぎです!」


「じゃあ最初に戻そう。人の死を見たことはあるか?」


「そこまで戻すのかよ!そこはもういいよ!」


「つまりキミは下ネタの話題に戻したいのだね?」


「ああ!しまった!策士だ!この人策士だ!」


俺は頭を抱える。この人たちと話すにつれて自分が壊れていく気がする。


「例えばキミが今、突然心臓麻痺で死ぬとする」


「ええ?!俺はデ○ノートで殺されるの?!」


「そうそう」


「いや、俺は犯罪者じゃないし!」


「で…」


「うわぁ!流された!」


「その場合、キミは誰とも子作りをしていない。するとキミの子孫が未来に残らないじゃないか」


「…そーですね」


またこの人は何を企んでいるのやら…

俺は奈緒美先輩をジト目で見る。


「残念だが私はSだからそんな視線でも興奮しないぞ。歩ちゃんに向けるんだ」


「ジト〜」


俺は視線を歩ちゃんに移した。


「ああん!そんな目で見ないで〜!!」


何だこの変態集団は。

しかも歩ちゃんはまた俺に擦り寄ってくる。


「それでだ」


奈緒美先輩が話を再開する。


「キミは今すぐ精子を提供するべきだ」


「何ですかそれ!最早人の死とかどうとかじゃなくて単なる下ネタじゃねーか!!」


「アイケンは下ネタが無ければ連載できないぞ!!」


「うおっ!そこを突かれると痛い!痛すぎる!」


「それで、採取方法はどうするの?」


アクアさんが奈緒美さんに尋ねる。

そのときのアクアさんの顔が興奮しているのがやけに印象深い。


「そうだな…強制的に…」


「うわぁ!!それって逆レイプじゃねーか!!」


「何を言ってるんだ?強制的にタマを切り出すに決まってるだろう?」


「そっちだったら逆レイプの方がマシです!!」


「へえ…弟君ってそっちが好みなんだ〜」


涎をじゅるりと垂らしそうな聖子さんが俺に近づいてくる。

もうこの人たちはみんなダメだ。早く何とかしないと…


「と、とにかく、ここは校内なんですよ!」


「残念だな海斗。今私達がいる場所が校内とはどこにも書いてない」


「な、なんだってー!?」


確かに、この話にはどこにも書いていなかった。


「さて、どう頂く?」


「ふ…ふふふふ…」


「?」


俺の不敵な笑いに4人が唖然と俺を見る。


「甘いな。甘いぞ!もし18禁展開を小説を読もうに掲載したら、ペナルティとして作者IDが消されてしまう可能性があるのだよ!」


俺は最終兵器を4人にぶつけた。

残念だが、そうなればアイケンはもう連載できない。


「作者の都合など知ったことか。それにこの話からアイケンをノクターンノベルズに掲載すればよい!」


「そ、その手があったか!!」


「では早速…」


「うおおおおおお!!」


俺の叫びと同時に生活指導の先生がこの部屋に入ってきたのは同時だった。

怒られたのはもちろん半裸の俺。

…ひでえ…ひでえよう…

俺は入学早々、自宅謹慎処分を食らったのであった。




このオチは既出ですね。



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