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アイケン  作者: 霞川悠
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やめてください少佐、セクハラです

セクハラタイムがスタート。


いずれは海斗も…?

「さて、早速だが、愛研究部について説明しよう」


「それは前回言うべきだったんでは?!」


突然テンションが高くてすいません。状況の説明なしにそんな会話を交じらせてしまって申し訳ありません。決してわざとではないのですよ。

今、俺の格好は普通の制服の格好である。つまり、着替えました。

そして、部員は俺を入れて4人…というか俺は無理矢理入れられた。脅しで。

それでやっと愛研究部の活動について聞けることになったのだ。というか前回はブラジャーのせいでそんなことが出来なかったからな…


「その前に自己紹介だ」


「そ、そうっすね…」


そういえばまだ向こうの名前を聞いていなかった。

俺は第一話で俺を脅してきた女性を見た。


「私は渋谷しぶや奈緒美なおみ。副部長で3年生。奈緒美様かご主人様と呼べ」


「はい?!」


「返事したな。呼べ」


「今のは返事じゃないっす!!」


「1000000000000000歩譲って奈緒美先輩だ」


「譲りすぎです奈緒美先輩」


というか俺も適応率高いな…


「私は…」


すると今度は俺の後ろから声が聞こえてきた。

もう一人の部員だ。


川崎かわさき聖子せいこって言います。私のことは聖子お姉ちゃんって呼んでね?」


「な、何で?!」


「私、血の繋がらない弟が欲しいから」


「何だよその理由!!」


「えー。お姉ちゃんって呼んでよ〜」


「う…」


何だこのドキドキとするオーラは…まさか俺って弟属性なのか?!

いや、待とう。確かに俺には姉がいる。しかしっ!妹もいる!つまりっ!俺は兄属性でもあるんだよ!!

…結局何が言いたいのかよく分からない。


「ほらほら…お姉ちゃん、もう我慢できないよ…って言ってよ〜!ああ興奮する!」


「…」


ここの部活って変態の集まりなのでは?俺は無意識にそんなことを考えてしまった。


「それで、部長はどなたですか?」


俺は全員を見る。

するとみんな頷いて、一斉に俺を指しやがった。


「何で妙に息のあった連携を見せてるんですか!!ていうかそういうツッコミじゃねぇ!!何で俺が部長なんですか!!」


「だってもう書類にそう書いちゃったし」


「うわぁ!近年漫画やラノベやアニメとかにしか出てこなさそうなひっでえ部活だ!!」


いやいや、これも一応小説ですから。

おい!誰だ?今俺に話しかけてきたのは!!


「ま、現実問題、そんなところはどうでもいい」


「流された?!」


「それよりも部員が4人しかいないことが問題なのだ!!」


「あ、そうですか…」


この人たちにとっては俺よりもそっちの方が重要らしい。

気持ちは分かるけど…悲しい限りだ。


「だから海斗!」


「部長を呼び捨て?!」


「お前、新入部員を勧誘して来るんだ!4月中に見つけてこないと同好会にされてしまう!このままじゃアイケンをアイドウと呼ばなくてはいけない!」


「そっちの方が問題なの?!ていうかそれでもアイケンって呼べるし!!あと、部費とかはどうでもいいの?!」


「そっちは顧問が何とか出来るからいい」


「顧問つぇぇ!!」


「だ・か・ら・頼んだぞ?」


「…はい」


返事するしかない状況ってあるんですね。俺はしみじみとそんなことを思ってみた。

そして頭の中を整理しよう…ん?!何かまだ重要なことを聞いていないような…ま、いいや。

副部長は奈緒美先輩、あとアクアさんに、聖子先輩…これってハーレムか?!

いや、落ち着くんだ海斗。落ち着くんだ、ま○っく海斗。これはハーレムと呼べるのか?!

状況的にそうだけど、立場的には俺って虐められてね?!これってリンチだよ!


「どうしたのかしら?」


「い、いえ…」


アクアさんに何かを勘付かれそうだったので、俺は本心を隠した。俺にはまだ救いがありそうだ。


「じゃあまず第1回目の活動をスタート。今日は何について話す?」


「いつものとおり子作りについてでいいよね?」


「はい?!いつものように?!」


この人たちはいつも何を話しているんだ?!


「じゃあ海斗に質問するわ。子作りに愛は必要かしら?」


これって…一応まともなのか?


「ま、まあ必要じゃないですか?」


「答えはノーよ。必要なのは精子と卵子。これだけで子供は出来るわ。そんなことも知らないの?」


「いやいや!予想外に生々しい話でびっくりしているんですよ!!」


何だこの人たちは!羞恥心とか知らないのかよ!!


「じゃあ仕方ないわね。貴方に質問。あなたは子作りしたことある?」


「な、ないです」


「弟君って童貞なんだ〜」


「誰が弟ですか!」


俺は聖子先輩にそんな切り返しをした。


「好きな女性のタイプは?巨乳?貧乳?」


「これってセクハラですよね?!ねぇ?!」


しかし、誰も俺に味方してくれるものはいなかったのである。

何というか…合唱。

漢字違うだろ!グダグダに終わらせるなよ!!

ではまたセクハラは次回に。

次回やるのかよ!もう最終話にしようぜ?!




なんていうかもうエロしかないみたいですねー


まあそれだけのしょうせつなんですが



登場人物紹介



渋谷しぶや奈緒美なおみ


創世学園3年生でアイケンの副部長。

サディストで、人を虐めるのが大好き。というかセリフがほとんど言葉攻め…

言うまでもなく、変態。そしてバイでもある。

身長は169センチで、結構高め。スタイルは抜群。(詳細は省く)

海斗のことは面白いおもちゃのように思っている。

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