瞳を閉じて、君を妄想するよ。それだけでいい。
何か凄いリニューアルっぷりですね。
マニュアル読まないと…うわぁ…活字だ…
「アイケン活動約10回 現実と空想の間リローデッド」
どうやら今日の議題は前回の続きのようだ。
またどこまでが18禁なのかを検証するつもりのようだ。
そして、奈緒美先輩が俺を見る。
「さて海斗。言いたいことは分かるな?」
「つうか何で俺なのか、少し理解が不能です」
「お前がゆとりだからだ」
「それアンタもです!しかもそのネタは既出です!」
「本当は私もこんなことはしたくがないんだ…」
「ウソつき」
奈緒美先輩が眼を伏せて悲しそうな素振りを見せる。
絶対演技だ。口元が笑っている。
「それにこんなことをしたら聖子先輩と歩ちゃんの出番がありません!」
「問題ない。二人とも放置プレイされて喜んでる」
「エェェェ?!何て人たちだ!」
「早速妄想を開始するわ」
アクアさんが眼を閉じて精神を集中し始めた。
どうでもいいことのみに本気を出す部活…アイケン。
純な美少女アクア「わたし…あなたのことが好きなの!」
かいと「俺もだよ。アクア…」
純な美少女アクア「かいと…」
かいと「アクア…」
二人の顔が徐々に近づき、顔を赤らめながら二人は口付けを交わした。
純な美少女アクア「んっ…」
アクアはあまりの激しい口付けに声が出てしまう。
彼女のファーストキスは、甘く激しいものであった。
純な美少女アクア「もっと…して…」
あくあ「いいぜ…何度でもしてやるぜ…」
二人は再びキスをする。
彼女たちの間に塞がるものなど、何もなかった。
「とまあとりあえずここまで」
アクアさんがうっとりしながら俺を見る。
「ていうか何で相手が俺?」
「妄想しやすいからよ。喜びなさい」
「素直に喜べない」
奈緒美先輩が俺たちの会話に口を挟む。
「というかこんなの15禁ですらないぞ」
「まあそうですね。恋愛小説によくある展開ですね」
「というか読みきり恋愛小説みたい」
アクアさんが自分で自分の妄想を批評する。
ここまでくればある意味大したものだ。
「まあこれからの展開に期待するといいわ」
「いや、あんまり期待が…」
「じゃあ妄想リスタート!」
アクアさんが目を閉じて妄想を再開した。
かいと「な、なあ…」
純な美少女アクア「な、何?」
二人っきりの部屋で彼女たちは寄り添い合っていた。
ついさっき結ばれたばかりの二人は少し緊張していた。
これから何が起こるのか、互いに理解しているのだろう。
これから起こることを知っているのに、純なっておかしくない?アダッ!
妄想の邪魔しないで。
コホン。
かいと「その…えーと…」
かいとは言葉が震えていた。
こういうことは共に初めてなのかもしれない。
かいと「して…いいか…?」
純な美少女アクア「…うん」
かいとはアクアの服に手を掛けた。
「焦らすの好きだな。アクアたん」
奈緒美先輩が話す。
「この焦らし具合がたまらないわ」
アクアさんが恍惚そうな表情を浮かべる。
それ、奈緒美先輩のキャラですから。
「さあここからは諸事情によって検証タイムに変えるわ」
「そろそろ危ないってことですか」
「ええ」
アクアさんが黒板の前に立つ。
「じゃあこれからどうなるか書くわよ」
かいとがアクアの服を脱がす。
↓
「アクアたん。かいとが服を脱がすのはやっぱり違和感が無いか?」
「まあね…でも私の妄想力を馬鹿にしないで。今、私は頭の中で1回絶頂を迎えたわ」
「早いなアクアたん」
「まあ体質上感じやすいのよ」
「なるほど」
「…」
会話についていけない…
というかついていきたくないな。
「じゃあ続きを書くわ」
かいとがアクアの服を脱がす。
↓
下着も脱がすかいと。
↓
「ここまでは何もしていないから18禁じゃないわね」
「ところでアクアたんのスリーサイズは?」
「目測して」
「84・57・79!」
「む…近いわ…」
奈緒美先輩は女に対しても変態さを発揮出来るらしい。
というかもう帰りたいなぁ…
「じゃあ続き」
かいとがアクアの服を脱がす。
↓
下着も脱がすかいと。
↓
かいとも服を脱ぐ。
↓
「ここは別に大丈夫よね。じゃあ次」
かいとがアクアの服を脱がす。
↓
下着も脱がすかいと。
↓
かいとも服を脱ぐ。
↓
「何か」を開始。
「アクアさん!これ以上はまずいです!」
「限界は性的行為の1歩手前ってところね…」
アクアさんと奈緒美先輩は考え込む。
「じゃあ妥協しよう」
すると奈緒美先輩は手をポンと叩いて、黒板に何かを書き始めた。
かいとがアクアの服を脱がす。
↓
下着も脱がすかいと。
↓
かいとも服を脱ぐ。
↓
「エロいこと」を開始。
↓
違うエロいことをスタート。
↓
二人とも準備完了。
↓
何かの本番を開始。
↓
「これでどうだ!」
奈緒美先輩は自慢げに胸を反らせる。
「確かに大丈夫くさい…!!」
「ふ。私を甘く見るなよ」
その後、奈緒美先輩は何かを書き加えた。
何かの本番を開始。
↓
かいと、早くも離脱。
「何それ?!」
「お前が早く離脱するだけだぞ」
「何かイヤなんですけど?!俺がそー…そー…」
「お前、早漏だろ?」
「違います」
「ほほう。では試してみるか?」
「しまった…!!また策略に引っ掛かっちまった!!」
奈緒美先輩が俺にまたじわじわと近づいてくる。
「え、えっと…次回はアクアさんの妄想の中身を大公開!(表現にモザイク有り)」
「逃げたな…」
カーテンコール。
次回はR18にならないとは思いますけど、際どいです。
だって〇〇〇しちゃってるもん。