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アイケン  作者: 霞川悠
18/43

クックック…ハーハッハッハッハッハ!!!

何このタイトル…


というか隔日更新がきついです。

すいませんが、更新スピードはさらに落とします。

さて、前回のお話。

中間試験が見事に返還され、俺は爆死をした。

俺は慰めのために、アイケンの部員達の誰かが俺より成績のが悪かったり…と考え、部員達と比較してみた。

しかし、結果は予想の斜め上をいくものとなる。

そう、実はアイケン部員達は成績面はチートであったのだ。

俺の希望は呆気なく砕かれ、むしろ周りから落ちこぼれ扱いされる羽目に…

そして俺は…


























「っておい! 字数稼ぎのためにあらすじを本文でやってるんじゃない!」


「アニメはすぐに原作に追いつくからしょうがないわ」


「これはアニメじゃない!」


アクアさんとそんな会話を繰り広げる。

ちなみに、俺達は今、アイケンの部室で勉強会を行っている。

誰のためなのかは敢えて言わない。言わぬが華というもの。


「ところで何の科目を勉強する?保健体育?」


聖子先輩が下着姿で尋ねてくる。

というかアンタはまともに服を着なさい!


「それなら実習も兼ねて教えられるわね」


アクアさんが頷く。


「普通に英語とかでお願いしますよ」


「何だその態度は。お願いします、ご主人サマだろう?」


「何でいつの間にか奈緒美先輩の召使に?!」


「三千院家の執事やメ○ちゃんの執事でも見習ってみろ!」


「何で貴方はリアルとバーチャルを混合させている?!」


「とりあえず、旦那様。一応勉強スケジュール作ってみました」


歩ちゃんが俺にスケジュール表を見せてきた。

ありがたやありがたや。


「サンキュ。歩ちゃん」


俺はそれを見てみる。


「ねえ。カレンダーの日付についているこの赤いマークは何?」


「あ、それは安全日です」


「…それで、何をまずやればいいんでしょうか?」


歩ちゃんの発言はスルーしておき、俺は話を続ける。

次は何をするべきだろうか。


「そうねぇ…」


聖子先輩が真剣な表情で考える。


「お。聖子が珍しく真面目モードだ」


奈緒美先輩が驚きながら言う。

というかアイケンメンバーは基本的に不真面目です。あ、俺は除きます。


「弟君の苦手なのは英語と数学でしょ?私は英語が得意だからそっちを教えるとして…」


「数学は私がやるわ」


アクアさんが俺の数学教師に立候補した。


「あなたに教えてア・ゲ・ル」


「もうそのネタはいいです!!」


「それで旦那様。安全日は私とどうします?」


「何故に安全日限定?!」


歩ちゃんも会話に加わる。


「そうしないと私、妊娠しちゃいますよ〜」


「いや、俺は何もしませんから!」


「シてくれないんですか…?」


「悲しそうな目をするな!俺は勉強がしたい!!」


「心にも無いことを…」


奈緒美先輩がボソッと呟く。


「いえ。今の俺はやる気に満ち溢れています!」


「ほほう。ならばそのヤる気を私に見せてみろ」


「何をすれば?」


「まず私を押し倒して…」


「誤解しすぎだろ! どこをどう勘違いすればそんな思考に?!」


「私と全くそういうことはしたくないと…?」


「う…」


奈緒美先輩は美人だし、全くというわけではないが…

やっぱりこういうのは順番を守って…


「ふ。私も真面目モードになるか。アクアたん。例のブツを」


「かしこまりました」


アクアさんは畏まって部室の奥へと消えていった。


「一体何を…?」


例のブツっていったい何ぞや?


「はい。究極学習剤マルコメX」


「何それ?!」


アクアさんが俺に渡してきたのは、何やら一錠のカプセル。


「これを飲むと一時的に頭の回転をウルトラアップさせることが可能。しかも知識は薬が切れても持続。依存性なし。ただ、副作用として、薬が切れたら即睡眠」


「覚せい剤の一種くさくね?!」


「大丈夫よ。さ」


「うぐっ!」


俺はアクアさんに無理矢理口に入れられた。


「飲みこみなさい」


「い、いや! こんな怪しいクスリを一気に飲み込めるわけ…」


「しょうがないわ。キスをするしかないわ」


アクアさんは頬を上気させ、ハァハァしながら近寄ってくる。

ちなみに眼は完全にイってしまっている。


「わ、分かりましたから!!」


俺は急いでクスリを飲み込んだ。


「…変化なしなんですが」


俺はポツリと呟いた。


「まだ飲んだばかりよ」


アクアさん…他三人が俺を見る。

すると、段々頭に血が上ってきた。


「うぐ…」


俺は頭を抱える。


「大丈夫?!」


聖子先輩が俺に近寄ってくる。


「…ククク」


「?」


俺の笑いにみんなが疑問符を浮かべる。


「クックック…ハーハッハッハッハッハ!!!」


俺は高笑いをし始めた。


「最強だ!ふはははは!!素晴らしいぞこの力っ!!」


「な、何を言ってるんだコイツは?」


部員達みんなが俺を異端視する。


「この黄金○騎士になった俺に、勝てぬものなどいない!!」


「せめてスーパー○イヤ人に…ていうか頭の回転を早くするクスリじゃなかったの?!」


アクアさんはパッケージを確認する。


「はっ!このクスリは…単なる興奮剤?!」


「アクアたんらしからぬミスだな。だが、それがいい」


「萌えるな!」


奈緒美先輩がうっとりし始める。


「さて、そこの4人。最初の相手は誰だ?」


「夜の相手なら大歓迎です〜」


歩ちゃんが俺に近づいた。


「危ない歩ちゃん!」


アクアさんたちの引きとめも虚しく、歩ちゃんは俺に無防備に近づく。


「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!!」


「いつのまにバトル小説に?!」


聖子先輩の驚き虚しく、歩ちゃんは俺の攻撃を受ける。

格ゲーで言えば∞コンボみたいな感じ。


「…旦那様。実は私、史上最強のヨメなんです」


「何ぃ?!」


しかし、歩ちゃんは俺の攻撃を全て防いだ。


「さあ!必殺!パンツの中身!!」


「何?!」


歩ちゃんは自分のパンツを脱いで、スカートをたくし上げた。


「ウボァ!!!」


俺は大量の鼻血を出して倒れた。


「ふっ。この技に耐えられぬ者など、ここにはいない…」


歩ちゃんのウィンクが格好良かった。


































「まあこんな展開もありかな、と」


「何これ?! 妄想かよ!!」


アクアさんが全てを自白した。


「無理な展開ではあるけど、ユーモアはあるわ」


「というかどこまでが本当?!」


「ここからが本当」


「うわ、ヒデェ!何て話だ!」


ガラガラ


そんなとき、扉が開き、奈緒美先輩が部室に入ってきた。


「いいものを持ってきた。究極学習剤マルコメX」


何だ…この既視感…


今回も中身がありませんでしたね。

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