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アイケン  作者: 霞川悠
11/43

手を繋いで、デートして、キスをして、それから…

主人公がハーレムすぎる…

「アイケン活動第3回、多数派と少数派」


まーた何かまともそうな題名をつけてるんですけどー。

俺はアイケン部室の黒板の文字を見てそんなことを思った。


「さて、海斗にいきなり問題だ」


奈緒美先輩が俺を見て言った。


「多数派と少数派、強いのはどっち?」


「えー…」


これは下ネタでは無いのか…?


「適当に…多数派…いや、徳川家康的に少数派ですかね…」


「まあ答えはどちらでもない。ただ、私も少数派の方が強いと思う」


「え?」


俺は奈緒美先輩と真面目な会話…というかチョイ哲学チックな会話をしているのに驚いた。


「かの有名な哲学者、ミッシェル・フーコーがそう言っていたからな!」


「何でそれだけで少数派支持?!」


「だって凄い人じゃん」


「だからってそれだけで自分の答えを決めるのは…」


「ラ○アーゲームでも少数決ゲームでは少数派の方が強かったぞ」


「それはそういうゲームだからじゃないですか!この作品とはなんら関係ありません!」


「むむむ。私に反論するなんて万死に値するような行為だな」


「…」


この人は単に自分の意見を人に受け入れさせたいだけじゃん。


「弟君」


「なんですか。聖子先輩」


俺はもう弟君と呼ばれることにした。

だっていくら言ってもこの人たちは聞く耳持たないし。


「奈緒美ちゃんの言いたいことが分からないの?」


「はい?」


奈緒美先輩の言いたいこと…?


「さすがの鈍さね。それがラブコメ主人公の特徴よ。まあ誇りを持ちなさい」


「あんまり持てないんですが」


「そうかしら?モテてはいるわよ」


「?」


アクアさんの妙な物言いが俺には分からない。


「それで奈緒美先輩の言いたいことって…」


「旦那様は多数派ですか?少数派ですか?そういうことです」


「え…話が読めない…けど、この流れからすると、少数派ですかね…」


「ほれ見ろ聖子!やっぱり少数派じゃないか!」


「う〜ん…だから私っていつも男に逃げられちゃうのかな〜」


聖子先輩は服を脱ぎながらそんなことを言った。


「って脱ぐな!」


「それで、海斗の言いたいことをまとめるとこうなる。俺は女4人同時に性交渉するよりは1対1の性交渉を求めている、だな」


「うわぁ!すっげぇ勘違いだよ!しかも結局下ネタかよ!」


「あれ?勘違いということは、複数の女生徒同時に性交渉をしたいと…」


「うわぁ!何かもう嫌だ!俺がしゃべると揚げ足取られる〜〜〜!」


「足だけでなく、ベルトも取ってあげるわ」


「いや、いいです。…って言った傍からベルトを切るな!しかも一瞬で切るな!」


アクアさんの神業により、俺のベルトは真っ二つになる。


「私の前ではベルトなど無意味よ」


「変態技ばかり鍛えてるんじゃない!」


「さて、次は何の技がいい?」


「いや、もう技とかいらないから!」


どうせ変態技しか無さそうだし。


「そうね元○玉とかどうかしら?」


「ひどい!今あなた、「たま」の前に「ん」を言いましたね?!某バトル漫画アニメの必殺技を汚さないでくださいよ!」


「じゃああなたの下半身は元気かしら?」


「俺は用事を思い出しました」


「旦那様、用事は今無くなりましたよ」


「何でだよ?!早いぞ無くなるの!!しかも無くなってねぇだろ!」


「ですが新しい用事はありますよ、旦那様。私との子作りです。あなた、何人子供欲しい?」


「うわぁ!最後のセリフに若干ときめいちまった俺!!すんげぇ自分が男だということを感じましたよ!!」


「じゃあ何で私達との性交渉を断るの〜?」


聖子先輩が下着姿で俺に迫ってきた。


「いや、そのですね…そういうことは、まず手を繋いで、デートして、キスをして、それから…」


「うっわ…今どき珍しいプラトニックな男…」


何か奈緒美先輩が俺の発言に若干引いている。


「悪いですか!!俺はとっても純な子なんです!」


「いや、純なら自分で純って言わないですよ、旦那様」


「そ、そんなことはどうでもいいんだ〜〜〜〜!!」


俺は大声で喚きたてた。


「フフフ。ならば、手を繋いで、デートをして、キスをすれば良い訳ね?」


「ぐあっ!また揚げ足を取られた!!」


アクアさんが怪しく微笑んでくる。


「じゃあ早速だけど…海斗、明日デートしましょ」


「あ!アクアさんだけズルイです!私もお願いします〜〜〜!!旦那様〜〜〜!!」


「そうだよ!弟君!ズルイズルイ!」


「じゃあこの5人で明日はデートだな!」


最後に奈緒美先輩が止めを刺したようにそんなことを言った。


「お、俺は…にげる!」


「にげられない!」


「何?!相手のほうが「すばやさ」が高かったのか?!」


「じゃあ今日は…」


みんなが俺のことを見る。


「性交渉がダメならヌードだな」


「うわ〜ん!!」


結局俺がこの日、裸にされたかどうかは…神のみぞ知るということで。


「海斗って結構なサイズだったな」


「うわぁ!何しゃべってるんですか!!」


削除されませんように…

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