小道具を使ってやりましょう
どんどん過激になっていく話…
危険だったら言ってください。
作者はどこまでがR15か分かりませんので…
今日は部活紹介の日である。
最初に言っておく。俺は憂鬱だ。この小説の題名を台場カイトの憂鬱に変えてもいいくらいに憂鬱だ。
「やあ台場君。キミは部活、どこかに入るのかい?」
そんなとき、俺をもっと憂鬱にする存在が登場した。
もう言わなくてもいいよね?
「まあどこかには…」
言えない…!
俺、愛研究部に入ってますなんて言えない!
「へえ…キミは暇なんだね〜。僕は塾と家庭教師と勉強で忙しいからね。キミと違って」
「ハ、ハハハハ…」
さて、俺は愛想笑いが上手くできているでしょうか?
「まあキミは暇でいいね。本当に羨ましいよ」
いや、多分俺の方が寝る間がないと思われます。
それに、ストレスもあなたより溜まりますよ?
「ま、部活はじっくりと考えてくれたまえ」
そう言って奴はこの世を…ではなくこの教室から去った。
はぁ…憂鬱ですよ。
だって部活紹介って…俺がやるんじゃね?みたいな気が…
「部活紹介?そんなものに出るわけないだろう?」
「で、ですよね〜」
何と、奈緒美先輩の口からそんな言葉が出た。
つまり、俺はそんなことをしなくていいということだ。
助かった!助かったぞ!
「だが…その時間にはアイケンに来てもらう」
「何でですか?」
「活動だ。フフフ…」
「は、はぁ…」
奈緒美先輩の最後の不敵な笑いが非常に気になった。
俺は部活動紹介の時間、アイケンを訪れた。
先生の目を盗むのは非常に大変であった。
さて、これから何を始めるんだろう…
「さて、アクアたん。テレビをつけてくれたまえ」
「はい」
アクアさんは奈緒美先輩に言われたとおりテレビをつけた。
「さあ我々の部活動紹介を始めるとしよう」
「はい?」
俺は首を捻る。歩ちゃんも捻っているけど。
「さて、部活動紹介が始まったぞ」
テレビには現在行なわれている、部活動紹介が映っていた。
一体この人たちは何をする気だろうか?
「THE妄想タイムをスタートしよう。なかなかシンプルなシリーズだろう?」
「THEをつけただけでしょうが!」
そうして部活動紹介が始まった。
最初は野球部だ。
「なあ聖子」
奈緒美先輩が聖子先輩に質問する。
「バッドを入れたことはあるか?」
「さすがにバッドは無理だよ〜。だって膜が破れちゃうし。でも口の中に含んで舌使いの練習はしたなぁ…でも金属アレルギーになっちゃったから今はやってない」
「そうか」
「…」
この人たちが何の会話をしているのか、俺にはさっぱり分からないぞー。
そして次はバスケットボール部だ。
「聖子。シュートされるんだったら中と外、どっちがいい?」
「私はどっちでもいいよ〜。中でも外でも私は満足だよ。ね、弟君?」
「俺の名前を意味深に呼ばないでください」
俺は聖子先輩から少し距離を取った。
すると隣のアクアさんと接触してしまった。
「まったく…海斗ったら…甘えたいならそういえばいいのに」
アクアさんが俺の頭を撫で始める。
「私も中と外、どちらでもいいわ。海斗なら」
「ヒィィ…」
俺はアクアさんとも距離を取る。
そして次はテニス部だ。
「なあ聖子。テニスラケットでオ○○ーするか?」
「そうだねぇ…他人のでするとゾクゾクするよね〜」
「そうか。私はテニスラケットよりは手を選ぶな」
「もう…奈緒美ちゃんは手の使い方が上手なんだからしょうがないよ…」
「そうだなお前を30秒でイかせることが出来るな」
「それはまた今度してね〜」
「そうだな」
俺は耳栓が欲しくなった。
この状況を羨ましいと思う人はいるのでしょうか?
俺はもう帰りたいです。
そしていつの間にか文化部の紹介に移った。
まずは吹奏楽部だ。
「聖子、一番吸われたいところは?」
「普通は乳首だね〜。でも下もイイと思うよ〜。あ、でも意外と首筋もいいかも〜。弟君、今度首筋吸ってね?」
「返事は出来ませんね」
聖子先輩がキラキラした目で俺を見る。
俺はもちろん無視した。
そして次は化学部が映されている。
「そうだ!アクアちゃんって今、媚薬持ってる?」
聖子先輩がアクアさんにとんでもないことを訊いた。
「バッグの中にある。今使うの?」
「うーん…部室汚すのはちょっとマズイかな〜?でもちょっと今は我慢が出来ないかもしれないのよね〜」
聖子先輩が俺の方を見る。
何か変な雰囲気になっていないか?
「お、俺は用事を思い出しました!」
「待って」
「ヒィ!!」
俺は聖子先輩に腕を掴まれた。
俺は初めて聖子先輩を怖いと思った。
「首筋吸うだけでいいから…お願い…」
「うわぁぁぁ!!」
俺は急いで立ち上がって部室を出ていった。
さすがにここがもうリミットブレイクだろう。
「おいお前!」
「うわ!」
廊下で突然背後から大声が聞こえた。
俺が後ろを振り向くと、生活指導の先生が俺を睨んで立っていた。
まさか…これってアレですか?
「今お前は部活動紹介を見に行っているはずなのだが…」
「ト、トイレですよ!!」
「残念だが、こっちの方向にトイレは無い!」
「な、なんだってー!!」
俺は大げさに驚いた。
「さ、先生とじっくり話し合おうな」
「うわぁぁぁぁ…」
実は首筋を吸ったほうがよかったというオチでした、ハイ。
じゃあ次も見てね〜、ジャンケンポン!
ひどいオチだ…
とりあえず言っておきますが、作者は変態じゃありませんよ?
本当ですよ?