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ビックリ箱のすごい人  作者: 朝朝
7/11

映画

ポップコーンとジュースを買ってジャンヌダルクを見ようとするジャンヌと俺。

席に座って、映画が始まる。

「お、始まったな」

「楽しみですね」

上映中はお静かにしなければいけないのでお口はチャックである。





上映終ー了ー

「面白かったなージャンヌー」

「何ですかあれは!私あんな人生ではありませんでしたよ」

なんかプンプンしてるぞ、

「ど、どこが違うところだったんだ?」

「まず一つ目、能力が出ませんでした。ご存知の通り私は時を戻す能力があります。それで怪我をした人達を出来るだけ治しましたよ。怪我人が多過ぎて治せませんでしたが、ちなみに頑張っても1度に戻すのは15分ですよ。回数はその日の調子によりです。無理をすると倒れます。」

ふむふむ。15分以上巻き戻すと倒れるのは初耳だな。

「二つ目、これも前に言いましたが神のお告げは聞いていません。」

「じゃあ何で戦いの最前線で仲間を引っ張って行ったんだ?」

「私のお友達が「お前戦えよ。そうした方がいいんじゃね?じゃないとこの国ボコボコだぜ?」って言ったので私は戦いました。」

「お友達?そのお友達すげぇな。」

「凄いんですよ私のお友達、あっくんって言ってなんか急に姿を現す事ができたり、フワフワ浮くことができたり、人間になることも出来ます」

そのお友達もうやばいやん。人類外生物じゃん。

「それって何者?」

「あっくんは自分のこと悪魔って言ってましたね」

ぶっ飛びすぎだろ!時間戻したり悪魔が友達だったり可愛かったり!

「俺その友達に殺されないよね?今すぐにご挨拶したいのですが。」

「大丈夫ですよ殺されません。あっくんはそんな悪魔じゃありません。それといまあっくん魔界にいますね。ご挨拶は後ほどで」

魔界だと!カッコ良い。中二の時は俺、「私は魔王サタンである。ひれ伏せ愚民ども。」とかやってたな。

死にたい。

「わ、分かったありがとう。」

「はい三つ目、私はあそこまで弱くありません。」

「え、結構強かったじゃん、何人もバッタバッタと倒して100人くらい倒してなかった?」

「もっと倒せますよあの程度の敵なら、しかも体中に傷が付いてたじゃないですか、1000人は無傷で倒せますよ。しかしある時、敵にジャンヌダルクと名乗る敵が現れました。その方は私をいとも容易く倒し、私は捕まりました。まぁ捕えられて燃やされる直前にここに呼び出されて生きてるのですけどね!ざまぁみろです!私はまだ生きています!今度あった時はタダじゃおきません!あっくんも呼んでボコボコです!」

ジャンヌおかしくなってるよ!

「ど、どうしたの!落ち着いてジャンヌ!分かった分かったから!」

分かってないが流れで分かったって言ってしまった。

「その君と同じ名前のジャンヌ、略して敵ジャンに負けて捕えられちゃったんだね」

「そうなのですよ!くっそー!」

「ジャンヌキャラ壊れてるから!そろそろダメなやつだから!」

「うー!あー!ぐー!あー!」

駄目だ壊れてる。どうしよう。

「とぅ!」

頭をチョップしました。

「いて!何をするんですか!」

な、直った、テレビなのか君は。

「えーとね結局この映画は君の人生とは全然違うんだね。まぁ、ツッコミどころがあってそれはそれで別の楽しみ方が出来たじゃん!」

「そう考えればそうですね。プラス思考万歳です。」

収集ががついた、良かった。

良かったとしてまた凄いことを知ってしまった。

悪魔やら敵ジャンやら。

「まぁ、もう6時だし家に帰ろう。ジャンヌも疲れたでしょ?」

「お腹がすきました!晩御飯も美味しいご飯をよろしくお願いします!」

うふふ。頑張っちゃうもん俺。

「よしじゃあ帰るか」

「はい」

並んでで帰る二人。死ぬまでに女の子とやりたいことが達成された!なに?目標が小さいだと?黙れ。

「ねぇ、柊人。」

と、いきなり話しかけてきた。

「どうした?」

「言いたいことがあるの。」

ふゎ?なぬぬ?

「なんだ言いたいこがあります。」

ま、まさか、

「私、えっと、そのね、」

おい!嘘だろ!知り合って間もないんだぞ!どうするどうする!

「学校に行きたいの。」

「もうちょっと経ってから考えるよ!」

ん?今なんていった?

「わ、分かりました。」

学校に行きたい?

「嘘!いいよ!」

「え?どっちですか?」

「いいよ!」

「いいんですね?」

「いいよ!」

「ひとまず柊人の許可は貰えました。一番重要な柊人のお父さんと相談しなければ」

「そ、そうだね、」

はぁ、ちくちょう。ドキドキさせやがって。

「いきなり養子で超美人なフランスの女の子が転校してくるって大丈夫か、、」

「大丈夫ですよ!何とかなりますって!実際なんとかなってるんですし!」

そうですね。もう世界イカレてますしね。

「あとジャンヌ、今高一の内容だぞ。学校いっても全然わかんないんじゃないか?」

「私はジャンヌ英雄です。天才です。大丈夫なのです。現にいま日本語喋れてるという、ちゃっかり設定ありますし。ちなみに現代のことは高橋さんに全て教えてもらいました。」

高橋さん、、、辛かったね。

「なら早く家に帰ってきてお父さんに相談するか!」

「はい!そうしましょう!」






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