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3/3

兄弟いいいいいっす

上から降りてきている兄弟達から必死に逃げる。

足が多くて動かすのは大変だがカマキリに宿っている本能があるのかなんとか動かせているようだ。そして近くの自分より何倍もの大きさがある草むらに飛び込んだ。そして出会ったしまった。

大きな蟻さんに。


前門の蟻

後門のカマキリ

これなーんだ。

正解は絶体絶命の俺。

蟻の顔がこちらにズームインしてくる。ハハハハ。素敵な牙ですね。ギチギチ音を鳴らして涎みたいなの出てませんか?・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。食われるぅぅぅぅぅ。

やめてよして俺なんか食べても美味しくないよ‼

おわた/(^o^)\

こんなの逃げられない。

俺のチートはよ。

魔法はよ‼

そんな願いは届かず鎌を必死に振り回すが一撃で蟻を粉砕するなんて奇跡は起こらず、むしろ蟻に鎌を噛まれそうになって慌てて鎌を引っ込めると蟻は勢いが余ったのか前のめりで倒れる。プギャー。

そして後ろから兄弟達が物凄い勢いで突っ込んできた。

お前らわざわざ俺を追いかけずに向こうで共食いしてろよ‼どんな嫌がらせだよ‼産まれた瞬間から兄弟に狙われ、蟻に狙われ人生ハードモード越えちゃってるよ‼

そして俺は諦めて目を瞑る。

だってもう無理なんだもん。。。

あの禿げジジイに次出会ったら肩もみをしつつ俺のゴットフィンガーで下痢ツボを押してやる。あっ。もう手が鎌だから無理か。ならしかたがない。引き裂こう。うん。そうしよう。

しかし回想が長いな。もうとっくに襲われてもいいぐらいじゃないか?死ぬ間際だから1秒が何倍にも感じられると言うやつか。

しかし周りが騒がしい。

うっすらと目を開くとそこには


兄弟VS蟻


わぁお(‘0’) 


さっきまでの死の覚悟はどこへやら。こっそりと逃げ出そうと兄弟の一匹にバレる。まぁ、量が多いし当然か。なんだよ。このあげて落としてあげて落としての繰り返しは。


「ぎち。ぎちち(そっちはあぶねぇぞ‼)」


【以下カマキリ語なんてわからないので日本語で書きます。作者より】


「ぎゃぁぁぁぁぁ喋ったぁぁぁぁぁぁ」

「あっ?俺たちはカマキリ同士なんだから当然だろ。それよりお前が突然どこかにいくからみんな心配してきたのになにしてやがるんだ‼」


えっ。

まさか、この兄弟達は俺を襲うのではなくて心配してきたのか。



それから蟻と俺と兄弟達のバトルは続いた

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