表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウェルズギメア  作者: 川崎 しめじ
茂る生命の祝福
11/13

エルネスとリリナの記憶

今回も読んでくださり、ありがとうございます!良かったら感想や評価等を読み終わった後によろしくお願い致します。

輝く一筋の光が、暗くなった部屋中を駆け巡る。これは、頭の片隅に追いやってしまっていた記憶。リリナが子供の頃の話だ。


「わぁー!!おじいちゃんすごい!まほうってこんなこともできちゃうんだね!」

「お前もすぐにできるようになるよ。」

「ほんと?」

「あぁ。お前は賢いからな。きっとこの世界で1番の魔法使いになれるよ。」

「やったー!!じゃあもっとまほう、おしえて!」

「わかったよ。これはな、光を操る…」


10年前、エルネス・スカイアは自身の役割を全うし、国付きの魔術師を引退していた。その後は子供や孫とその余生を暮らし、天寿を全うした。これは、その天寿を全うするまでの10年間の記憶の1つだろう。


「父上!リリナは将来人類史上最強の魔術師になれます!!今からでもより多く''教育''しましょう!」

「私には、リリナを縛る気は無い。確かに彼女には何か強大なものが秘められているのは確かだ。しかし、だからといってその将来を縛る権利はないだろう。」

「私は、ただでさえ貴方のお役目を継げなかったのですよ!?あんなに憧れていたのに!!それをリリナが出来ると言うなら、私は何をしてでもリリナに貴方の仕事を継がせる!!!」

「そんな事、させてどうするの!!私は貴方に反対です!あの子には荷が重すぎる!」


外では激しく雨が降り、雷は嫌という程鳴っていた。ああ、そういえば私は、そんな雨の中を泣きながら帰って来たのだ。トラウマと一緒に。


「ぱぱー!!ままー!!おじいちゃん!!て、てがああああ!!」

「…!!」

「この火傷…!リリナお前…!!」

「と、とりあえず、まずは手当てが先です!!リリナ、こっちおいで」


そこまで記憶が流れると、リリナは現実へ引き戻された。

読んで下さりありがとうございました!引き続き更新頑張りますので、よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ