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星霜のイヴ ~希望の詩と絶望の永遠~  作者: 二神 秀
CHAPTER.4 イヴ・ソフィート A計画報告全記録
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§ 4―2 惑星カーリー



 ケンタウルス座アルファ星A系には12個の惑星がある。その恒星の中心から数えて4番目の惑星カーリーは、地球と比べ、公転周期が437日、自転周期が28時間で、質量も体積も15%ほど大きい。地表での重力はほぼ地球と同じ強さである。大気のおもな比率は窒素が77%、酸素が20.5%、水蒸気が1.5%である。海の方が多く、表面の80%超が海で覆われている。また、唯一の衛星シリスは、月のように、惑星を一周する間に1回自転する天体で、地球の重力に比べて、5分の1程度である。大気は存在しない。



 惑星カーサーは、氷河期に差し掛かっており、陸地の70%は氷で覆われていた。そのため、惑星で暮らす人々は、生存圏を宇宙に求め、衛星シリスとの間に『オービタルリング』という広大なコロニーを作り、多く移り住んでいた。


 オービタルリングは、巨大な輪に、小さいドーナツが垂直にいくつも並んでいる形状をしている。例えれば、糸の輪に、等間隔にビーズが付いてる腕輪のようなものである。


 その小さいドーナツを『リング』と呼び、16あるリングは、R1からR16とエリア名がついており、それぞれ数億人規模の人が生活を営んでいる。


 このオービタルリングでは、宇宙線による発癌はつがん率の高さが深刻な問題になっていた。医療もそれにともない、免疫活性や遺伝子工学、治療薬、放射線治療やナノマシンによる治療など、医療技術が発達していたが、それでも癌もしくは、癌による併発した病で亡くなる死因が、全体の80%近くに達していた。


 それゆえに、多くの人が、さらなら科学の発達を望み、その最たる他惑星への移住を将来の希望として望んでいたのである。



 希望がなくては、人は生きていけない。



 それとは別に、発達した科学力を氷河期の惑星の生存圏の回復に使うべきだという人たちもいるが、これからさらなる寒冷化が進むとの科学的見識もあいまって、惑星に留まる数億人しか望んでいない。大多数の宇宙開発を望む人たちと、少数の母星に生存圏を戻すことを望む人たちで分かれており、少数派の一部が過激派となりテロ行為を起こし、社会問題になっていたのである。

 


 多くの人たちが望む宇宙開発の拠点として、衛星シリス表面には、いくつかの都市がある。衛星シリスは鉱産資源が豊富であり、その資源を活かし、宇宙船の製造、開発が進められている。

 ここから宇宙に飛び出し、新たな希望を得る。それが人類の一縷いちるの希望なのである。



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