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be alive  作者: ROM99
7/16

07

「大丈夫、終わりだ。終わるんだ、安心してくれ。ここで終わる。」

そういうと紘一は左手の盾を落とし強襲者の肩を抱いた。そして、刺さった剣をさらに深く突き刺した。

「終わる、終わるのか、オレの、オレの、終わり…。良かっ……。」

突き刺した剣から青いサファイヤのような四角い大小のオブジェクトが溢れだす。そしてオブジェクトの光が強襲者全体を包むと強襲者は中空へと姿を消した。


強襲者の消えた雑居ビルの屋上には、街の雑踏と、喧騒がわずかに耳に届くだけであった。

「紘一様。もうお帰りになられた方が宜しいかと。」

スマートフォンから"執事"のリヴの声が響く。しかし、紘一にはそれに応える気持ちが湧かなかった。果たして自分の行いは正しかったのか?ほかの方法は無かったのか、自問自答が繰り返される。紘一の佇む屋上には、にわかに戦いの跡が見て取れる。ところどころ折れ曲がったフェンス、抉れたアスファルト。自らの意志で戦うと決めた強襲者。その命を奪ったのは紛れもない自分である。強襲者の魂を命だ、と定義すればの話だが。

「リヴ、俺は彼を救うことが出来たのかな?」

「強襲者はLIVINGの、人類の敵です。救う、という考え自体が本筋からずれておりますので、その問いに対し答えを用意することは出来ません。」

「そう、か。うん、そうだね、帰ろう。」

そう紘一はつぶやくと雑居ビルを後にした。



グレートピレニーズのテンがこれでもかといった程に尻尾を振って玄関で待ち伏せしていた。口には愛用のゴムボールを咥えている。遊ぼうという彼の最大限の意思表示である。

「はいはい、ようし、良い子だ。わかったよ、遊ぼう。ほら、とってこい!…テン、取ったら持ってくる、だろ。そこで遊ぶんじゃないの。ほらほら、もう一回、とってこい!とって、こい、だよ。何回言っても覚えないんだから、お前は。」

紘一の家族の一員であるテンは、ボール遊びを毎日の日課にしているが、彼は子供のころから、投げたボールを捕まえはするものの、それを主人である紘一や母の所には持ってこずにボールにじゃれつくだけである。一般的な芸は一通り覚えたがこればかりは一向に成長しない。尻尾は、ちぎれんばかりに振れている。

「…まったく。」

犬は主人が元気がない時に鋭敏な嗅覚でそれを感じ取るのだという。そういう時ほど、『このボールで遊んでいた時のご主人は楽しそうだった!』と記憶しているので、人間には空気が読めないというように映るが、普段より一層、遊びたがるのだという。


「ほら、ちょうだい。ちょうだい、だよ、ったく、ほら投げるぞ、ほら、とってこい!」

テンは大きく躍動しながらボールを追いかけ、ボールを口と前足でとらえるがじゃれて一向にこちらに戻ってこない。

「紘一、お帰りぃ、ご飯できてるわよ。チンして食べてー。」

テンと遊ぶリビングの奥、キッチンから母の声が聞こえる。いつもの日常だ。違うのは紘一がLIVINGという新しい存在に生まれ変わってしまっているという点だけだ。紘一はポケット越しにスマートフォンに触た。

ほんの五日前、”Be Alive"というアプリを立ち上げた時から変わってしまった。スマートフォンに"執事"が棲みつき、小林琢磨というLIVINGに襲われ、LIVINGとしてなし崩しに戦い、次の日には坪井アカネを倒し、その日のうちに、タカとユイの二人が強襲者に襲われ意識を失い、実力不足を補う為に鏑木瞬に事実上の弟子入り、今日は初めて強襲者という悪霊を最後を自らの手で下してしまった。

「これでよかったのか。」

自分に問うたのか、誰かに答えを求めたのか、紘一自身にもそれはわからなかった。

「おわぁ、テン、こら、やめ、やめろ!」

グレートピレニーズの成犬にじゃれつかれるのは、大の大人と取っ組み合いをするのと同じようなものだ。愛犬の励ましが今日は胸に染みる。この五日であまりにも色々な事が起き過ぎた。紘一の心は知らずと疲れていたのかもしれない。それでも紘一は、深く眠ることが出来なかった。



「この土日は強襲者との戦いに専念する。」

「畏まりました。人目につかないところに現れ、且つ、紘一様に勝算がある強襲者をリストアップします。」

紘一は身支度を整えながら、リヴのリストアップを待った。それに対してリヴが語り掛ける。

「しかし、宜しいのですか、あまり体調が芳しくないようですが。」

「無理は承知の上だよ。でも、早くタカとユイを助けなきゃ。その為には強くならなきゃならない。」

リヴがそれを遮るように、異を唱える。

「瞬様に助けを願ってはいかがですか?ここ数日の連戦で疲れがたまっているご様子。昨晩も良く寝付けていなかったようでございますが。」

玄関口で靴ひもを固く結びながら自分に言い聞かせるように、紘一は強く答えた。

「ダメだ!これは俺がやらなきゃならない事なんだ。俺が二人を助ける。絶対に!」

「…差し出がましいことを申しました。ご容赦くださいませ。」

紘一は玄関の鍵を閉めると、駅へと強く歩き出した。



「駅西口から出て北東に進んだ建設中のビルにLv10程度の強襲者がいます。もともとその土地の守護霊だったようですが、地鎮祭が形骸化していたのでしょう。守護霊から強襲者へと姿を変えたようです。建築中のビル内で暴れまわり、建築作業員数名がけがを負っています。」

地下鉄のアナウンスが有楽町につくことを告げる。

「…行こう。」

人ごみを縫いながらリヴのアナウンスに従って、目的のビルに近づく。赤い骨組みが天にそびえる。完成後は複合施設になるらしい。

「隣のビルから飛び移りましょう。」

紘一は黙って頷くと隣の商業ビルの階段を上っていく。

「ここからなら、飛び移れそうだな。周りに人は…いないな。よし、変身ッ!」

紘一は光に包まれると赤を基調としたプロテクターに身を包んだLIVINGへとその姿を変えた。そして、紘一は商業ビルの階段から骨組みまで4m程を飛び移り、鉄骨と足場だけの工事現場に足を踏み入れた。

「どうやら強襲者は下、一階あたりにいるようです。足元にはお気をつけて。下に降りたら即戦闘だと思ってください。」

紘一はOK、と小さくつぶやくと足場を警戒に降りていく。鉄骨の入り組んだ地面近くまで紘一は降り立つ。

「このあたりが一階になるのか…?前みたいに寒くは無いな。本当にこのあたりに?」

「ハイ、元が守護霊。前回の強襲者のような冷気を漂わせることはありません。しかし、近くにいるのは確かです。警戒を。」

その言葉に盾を握る手に力がこもる。


「我ニ何ゾ用カ、人間ヨ。」

あたりに獣の荒い息遣いとともに声が響く。紘一はあたりを見回せど、その姿をとらえることが出来ない。

「サテハ、我ヲ"モノノケ"トシテ退治シヨウトココニ来タノカ。」

獣の声は笑い声を含んでいた。

「コノ地ヲ守護シテ、1500年。ヨモヤ、コノヨウナ日ガ来ルトハナ。ダガ、致シ方アルマイ、我ハ人間ニ危害ヲ加エタ。其ハ事実。」

「なぜ、危害を加えたのです!?あなたは1500年もここを守り抜いてきたのでしょう?」

「紘一様!強襲者の声に耳を貸してはなりません!」

リヴが紘一に警告を加えるが紘一はそれを無視して続けた。

「ならば、今後も、これからも、その守護を続けてください!」

獣の声は笑っているが哀しみを帯びているのを紘一は感じていた。

「スマンナァ、人間ヨ。モハヤ、其ノ願イハ叶ワヌ。現世ノケガレニ我モ触レテシマッタノダ。今ハ有楽町トイウカ、此処ハ。東京ガ江戸ト呼バレル、更ニ前。数人ノ村人カラ崇メラレテ守護ヲ任サレタ。彼ラニ謝リタイ…。ケガレニ触レ続ケ、闇ニ飲マレタ我ノコノ姿。見セテシマッテハサゾ嘆クデアロウノゥ…。」

そういうと、何もなかった空間から突如として黒い霧が湧きだし、周囲の空気が一瞬にして黒く染まっていく。

「な、なんだこの、圧力、プレッシャーは!?」


「紘一様、どうやら、Lv10というのは、強襲者自らが抑えに抑えての数値だったのでしょう。この強襲者のLvは計り知れません。」

「殺セ、人間ヨ!我ガコノ街ノケガレヲ集メテ喰ラウ。我ヲ殺メテ、ケガレヲ祓ウノダ!!」

周囲の黒い霧が今度は一か所に集まりだす。そして人の三倍ほどの大きさの狼へと変貌していく。

「紘一様、この強襲者は謂わば神に近しい存在です。ですが、力を強襲者自身が抑えています。Lv10ではありませんが、倒せない範囲ではないかと。死力を尽くせば、今の紘一様でも打倒できる可能性がわずかながらあります。しかし、ここで逃げることを選択すれば、この強襲者が溜めたケガレが辺りに解き放たれ、この街を未曽有の災害が襲うでしょう。倒すしか道はありません。」

一頭の巨大な黒い狼が吠える。

「殺セ、我ヲ殺セ!デナクバ、我ガ貴様ヲ殺ス!最早、我ハコノケガレニ耐エラレヌ!!」

「神に近しい存在だって!?くそ、やるしかないのか…!!」

右手の剣に力を籠め、全速力で狼に向かって駆け、紘一は剣を全力で振りかぶった。

「なら、それなら、俺が、俺が貴方を開放してみせる!」

しかし、剣は空を斬っただけに終わる。剣が狼の眉間をとらえる刹那、狼は紘一の真後ろへと身を翻した。

「遅イ!」

狼はその巨大な牙で紘一の体を噛み砕かんと大きく口を開き、紘一のプロテクターの胴を捉えた。

「ぐわあ!」

プロテクターがギリギリで、紘一の体まで牙届くのを防いでいた。そして、紘一をまるで玩具を犬が投げ捨てるかのように放った。中空に投げ出され、受け身の体勢を紘一はとるが、そこに狼の黒い爪が突き刺さる。盾でかろうじて体には傷つかなかったものの、紘一の盾は爪の一撃だけで粉々に砕けた。


牙、爪、体当たりと、連撃を紙一重で避け続ける紘一。最早盾を失った紘一に出来るのは避ける事だけだった。足場から鉄骨へ飛び退いては凌ぎ、飛び退いては凌ぎと避けることに徹する。

『よしッ、相手のスピードに慣れてきた!体を慣らして…今!!』

狼の牙が再びプロテクターを貫かんとした瞬間、紘一の体は真上へと飛んだ。ライカウィング、そして体を翻し、鉄骨を下から蹴るようにして、今度は真下、狼の首元に剣を向け、飛び込む。

「今の俺にはこれしかないんだ、あたれ!!」

狼の肩口に確かに切り込みが入る。狼が悲鳴を上げる。紘一にも確かな手ごたえを残したが、狼は飛び退いて距離を取り、すぐさま突進せんと身構え、また紘一へと向かう。

「しまった!!」

紘一は一撃を狙いすぎた。着地で大きく体勢を崩した紘一に狼の爪を躱すことは不可能だった。

「キャッスルプロテクト!」「メイデンズプライ!」

狼の爪が紘一にぶつかると、軽々と吹き飛び鉄骨の柱に背中を打ち付けた。紘一の視界が一瞬にして霞むが、脚はまだ折れていない。剣を握る力もまだある。三度、迫る狼の股下に飛び込むように紘一は地面を蹴る。

「うおおぉぉぉぉぉ!!」

迫る牙を下に躱して、両手で掴んだ剣を狼の喉から腹へと斬りつけた。すると狼の体から、青いサファイアのような大小のオブジェクトがあふれ出し、そのオブジェクトの光が狼を包み込む。

「ヨクヤッタ、人間ヨ。コレデ我モ天ヘ昇レル…コノ一帯ノケガレハ祓ワレタ。コレカラモコノ地ヲ見守ッテイルゾ…。」

オブジェクトの光が収まると、巨大な黒い狼は中空へと消えた。

「…。」

息が出来ない。目が霞む。足が折れ、膝が地に着く。剣が手から落ちる。誰かの声が聞こえるがそれも霞がかったように、上手く聞き取れない。




「ブレ…シン……ブライ…!」

「お兄……ん!!起き…!!……ばれ!死ん……だめだ!!」

「紘一…の脈拍が……ました、意識レベル…昇、紘…様、聞こ…ますか!?」

紘一は耳元で誰かが口々に言っているのを聞いていた。ここ最近よく眠れていなかったからぐっすりと眠っていた最中だったのに、それを誰か、一人じゃない、三人の声に邪魔されていた。柔らかいベッドの上ではないが、何かとても心地よいのだ。紘一はそれを邪魔する何かを視認するために瞼を開いた。

「誰…だ?」

「お兄ちゃん!わかる!?」

「紘一様、大丈夫ですか!?」

うすらぼんやりと男の子と女の子の顔が見える。耳元で泰然とした雰囲気の声も聞こえる。この声の主は解った。リヴだ。男の子と女の子に見覚えは…無い。男の子は、なにか、緑色の龍が牙を剥き出したような兜をかぶっている。何かのコスプレだろうか。女の子は、もてるんだろうな、かわいらしい。眼の大きな子だ。

「うぐ、あぅぅ…!!」

「紘一様、鎮痛剤を投与いたしました。あと数十秒で痛みは和らぎます。ご安心を。」

紘一の背中に激痛が走る。そうだ、さっき、狼と戦った時に鉄骨に背中を打ち付けたのだ。その痛みだ。痛みのおかげで朧げな意識がはっきりしてくる。

「ぐぅあ、君たちは?…一体?」

「紘一様、お気づきになられましたか。お二人があの強襲者の攻撃から紘一様を守ってくださったのです。」

リヴの声がいつもと違い安堵に満ちているのを紘一は感じた。

「よかったぁ、目の前で人が死ぬとかトラウマもんだからね。」

「そういう事言わないの!ああ、大丈夫ですか?そのまま横に、あっ、無理して起き上がらないで。」

兜をかぶった男の子はよく見ると全身緑の甲冑だ。龍の口の部分だけが露出していて彼の幼さを伝えている。もう一人の女の子は自分より少し下の世代だろうか。陽光に髪がキラキラと反射していて、束ねた髪が印象的な優しげな子だ。心配そうな顔で紘一の顔をのぞき込んでいる。


「お兄ちゃん、紘一っていうんだね、オレ、リュナン、流れに南で流南。で、こっちが姉ちゃんの華南。」

「あなたがあの狼と戦っているのを近くでたまたま感じて、見に来たら、丁度…って言ったらよくないか。狼の攻撃が迫っていたので、二人で、防御スキルを唱えて、そのあとお兄さんが狼を倒したと思ったら、そのまま意識を失ったので、介抱させてもらっていました。」

よく見ると女の子の方も胸や腕にはプロテクターが付いている。紘一は横たわったまま疑問をそのまま口にした。

「…ということは二人ともLIVING?」

「うん、オレ達、姉弟でLIVINGやってんだ。オレは元ウォーリアーの現ディフェンダー、姉ちゃんがヒーラーからの今はハンター。」

「助けられたんだね。ありがとう。感謝するよ。本当に助、ぐっ、いてててっ。」

起き上がろうとすると背中から肋骨までに鋭い痛みが走る。

「兄ちゃんまだ寝とけって。"執事"のリヴ、だっけ?が痛み止め投与したって言ってたけど、スゲー勢いで鉄骨にぶつかってたから。」

「お二人の防御スキルが無ければ今頃は意識だけじゃなく、肉体も損傷していた事でしょう。」

どうやらリヴは自分が意識を失っていた間、自己紹介を済ませていたようだ。更にリヴが続ける。

「華南様が回復スキルを何度もかけて下さったので、こうして目を覚ますことが出来たのです。主人に代わりまして深く礼を述べさせていただきます。」

「そうだったのか、勿論俺からも礼を言うよ。ありがとう…。」


流南がけらけらと笑いながら、紘一を賞賛する。

「しっかし、兄ちゃんスゲーな、あんなとてつもない強襲者を倒しちゃうなんて。」

「…運が良かっただけだよ。それに君たちの防御スキルが無ければ今頃…。」

リヴがそれに同意して続けた。。

「正直、わたくしは今回、勝てる見込みは1%未満と踏んでおりましたので。」

「…それにしても流南くんはいくつ?随分と…。」

流南が不満をあらわにした顔で返してくる。

「今、中2。随分と小さいねって言いたいんだろ。どうせ、クラスで一番前ですよ。」

「流南…そういう態度取らないの。私は高校三年生。お兄さんは?」

「大学三年生。そうだ、自己紹介、してなかったね。俺は田中紘一、改めて…よろしく。」

ゆっくりと紘一は体を起こす。改めてみるとプロテクターはボロボロだ。

「紘一様、プロテクターの修復に明日一日は確実にかかります。今日は帰ってお休みになられた方が良いかと。」

流南と華南もそれに同意した。

「紘一さん、帰って早く休んでください。回復スキルも万能ではありませんから。」

「そうそう。無理は禁物。…あ、そうだ、元気になったら、一緒に強襲者狩りに行こうぜ!兄ちゃん悪人じゃなさそうだし!」

「狩りって…。」

狩り、という言葉にネガティブな印象を紘一は受けたが、流南なりの好意の表れであることは伝わった。痛みをこらえながら立ち上がり、それにこたえる。

「そうだね、何かしらの形でお礼はしないとね。今は何もしてあげられないけど。」

「お礼なんて、そんな。…でも同じLIVING同士助け合えたらいいですね。私の"執事"のレースとそちらのリヴさんでコンタクトが取れるようにしておきました。連絡はそちらでしましょう。」

「お礼だったら、オレはモスがいいな!」

華南が流南をたしなめるのを眺めて、一人っ子の紘一は笑った。


二人と別れ、家路へつく。まだ、体中がきしむように痛む。しかし、心は少し軽く感じていた。

読んで下さった方に心からの感謝を。


宜しければ評価、紹介、批評、していただければと思っています。

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