８話 円らな瞳
未熟かー、この事を意識して。
「解析」
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未熟
学問、技術、経験、修練が十分でない事。
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ですよねー。
魔力なんて感じません、意識を集中させたいけど、安全を確保しないと難しいし。
それに学問や技術が必要となると、魔法が使える人に師事しないと、独学だと危ないかもしれないし・・・。
しょうがない保留、異世界なめてた。
人を意識して。
「解析」
「あれ、解析」
どういう事だ、自分を意識して。
「解析」
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名前 神木 龍翔
種族 ケツァルコアトル
性別 男
レベル 1
スキル アナリシス
オプティミゼーション
トランスレーション
リカバリー
アイテムボックス
テレポート
称号 異世界の太陽神
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焦ったよーうん、確認できるな。
じゃあ、地面を見ながら、この大陸や地図を意識して。
「解析」
「解析」
むりかー、じゃあ、あの石を意識して。
「解析」
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石
石は、岩より小さく、砂よりも大きい、鉱物質の塊。
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辞書かよ。
うん、おそらく目でみた物で、視界におさまってないと、解析出来ない。
木々の間から空を見る、方角も解析できないかー
念の為。
「解析、解析」
方角は、分からないし、分かったとしても地図が無いから、進むべき方角も分からない。
使えるのは、解析、収納。
使えそうだけど、今は確認が出来ない、翻訳。
魔法組は、お蔵いやいや、保留なだけだから、回復、瞬間移動は凄い能力だし、最適化も使えそうだから。
あとは、この体が戦力か、あの素早さからして身体能力は高いはず。
森も明るくなったし、アイテムボックスから、殻をだすかー
「収納」
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ケツァルコアトルの殻
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透明のプレートに表示されるが出てこない、どうしたのかな？
ヒレ尻尾をゆらゆら漂わせて、プレートをタッチしようとすると、
プレートの中に尻尾が入り、殻の感触が・・・
尻尾で殻を絡めて持ち上げ、器用に顔の近くに持ってくる、銀色の綺麗な殻に、白銀色の三角の顔に黒い円らな瞳。
蛇だな・・・
