スマホの影響力
初めてのです。
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんはこたつで充電しながらスマホを、おばあさんはふとんでスマホをさわっていました。
そこでおばあさんは言いました。
「じいさんわたしの充電器はしらんかね?」
おじいさんは
「わしはしらんわい。今のでドロップ消されへんやったやんけ。自分で探せ。」
と言いました。
そこでキレたおばあさんはおじいさんの使っていた充電を勝手に抜き、自分のスマホを充電し始めました。
おじいさんは
「なにしてくれとんじゃ。まだ96%しか充電できてないやんけ。」
と言い、充電器を無理やり奪い、取り戻しました。
そこでおばあさんは無言でまた充電を抜き、充電し始めました。
その行動に怒り狂ったおじいさんはおばあさんに100円を渡しました。
「 100均で充電買ってこい。」
根は優しいおじいさんなのです。
おばあさんは
「8円。」
とだけ言い、おじいさんをにらみました。
おじいさんは仕方ないなと思い、おばあさんに10円玉を渡しました。
そこでおばあさんはさらに言います。
「あの充電器に付ける四角いやつもいるからあと106円。」
さすがのおじいさんも激怒しました。
「あの四角いやつならわし2つ持っとるから1つあげるわい。」
おじいさん、なかなかの紳士です。
おばあさんは次々に言います。
「その四角いやつ、わたしのやつをじいさんがとったんとちゃうんか。だから2つあるんじゃろう。今使ってるのわたしの充電器とちゃうんかいな。なぁはよ返せよじいさん。」
おじいさんは怒りすぎとショックのあまり血管が切れ、倒れてしまいます。
「ばあさん……そのじゅ…う…でん…き偽物の…非純正品…じゃ…。使うなら…わし…の引き…出しのやつ…を使って…くれ…純正品…じゃ。」
おじいさんは息を引き取りました。
そこでおばあさんは悪魔のような形相で
「しめたしめた。110円の儲けと純正品じゃぁ。ヒャーハッハー。」
じいさんは天国からゲスなババアを見て言います。
「ばあさんは純正品にはなれなかったかぁ」
「あの充電器には爆弾が仕込んである。あのババアもろとも吹き飛べぇー。ギャハハー」
おばあさんの魔女のような笑いととおじいさんの魔王のような声が響いた。
ラストは予想できましたか?