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4話 ショッピングモールでハンティング

ここまでの登場人物

神野大地 高1 ガンナー

成瀬比呂 高1 ランサー

野上萌香 高1 プリースト

秋山翔子 高1 ウィザード

 

 第4話ショッピングモールでハンティング


 自習も終わり、校内ハンティングはあまり稼ぎにならなかったし、ノイシュと名乗るプレイヤーが助けに来てくれなかったら俺達はやばかった。

 ちなみに稼いだ額は5000Sを3人で分配したが俺に2000S、比呂と萌香に1500Sずつだった。

 何でも今回は俺が居なかったら更にやばかったて事らしい。


 学校も終わり、帰って普通にレベル上げするかと思い、いざ下校しようとしたら。

「大地これからちょっと付き合ってよ暇でしょ」

 萌香が俺をひき止めるやいなや、俺をいきなり暇人扱い。

「このショッピングモールに付き合ってよ」

「えっ!?」

「断ったら自習の事を先生に報告するよ、委員長として」

「付き合わせて頂きます、お姫様」

 こう言ってはあれだが、俺は運動神経良いわけでもないし、これと言って特技もない、だから成績だけは優秀で通っている。


 萌香が行きたいショッピングモールに来た。

 まあ、明日は土曜日で学校は休みだからまぁ良いかくらいで萌香に付き合う事にした。

「あったあったここのクレープ屋さん」

「付き合えてここか?」

「成瀬には悪い事にしたかな?」

 比呂は教室でクラスの女子と夢中だったから、挨拶だけ済まして先に帰ってきた。


 気を取り直して、萌香のリクエストのクレープ屋さんに来たが本当女子率高い、男は俺と、どこかのカップルがちらほら居るだけだった。

「あたしが買ったらスタンプカード渡すからよろしくね」

 それが目的だったのか・・・・。

「ねぇ大地後で勉強教えてよ、どうせ帰ってゲームでしょ?」

 俺の行動筒抜けじゃないか、監視カメラでも設置したのかと疑ってしまう。


 ピロピロリン♪


 俺のスマホが鳴り出した見たらゲームの運営からのメールだった。

【イベントのお知らせ】

 14時より、イベントを行います。

 ゲームにログインして、リアルマネーを稼ぎましょう参加者全員にチャンスありますよ

 参加人数制限は50人です。

 参加の旨を伝えて抽選します。


 今日は普通にログインしたいのに、これかよ。

「大地せっかくだし、やろうよ」

「随分と積極的だな」

「そうだよ後で勉強教えて貰うからね」

 約束破ったら後が怖いからとりあえず了承した。

「イベント参加申請完了と、時間まではログインしないから」

「うん、わかった、じゃそこで休もうよ」

 買ったクレープを手に俺と萌香はテラスで休むことにした。

 これって・・・・デートかな・・?


 時間になったのでログイン開始!


 イベントだからあちこちログインしている人が同じイベントをするはずだ。

 俺と萌香はこのショッピングモール内で行われる。

 当然比呂もどこかでやるはずだ。

 見事にイベントの参戦抽選に当選し、参加決定。

 俺達の近くに、サラッとした髪の女の子がいた、黒いローブにロッド持ち、ウィザードだろう。

「君達二人?よかったらわたしとパーティ組もうよ」

「俺はいいですよ、モカりんは?」

「いいよ!」

 パーティ結成し俺と萌香はHNで自己紹介をした。

「ブラックヴァイパーにモカりんね、わたしはアリスよ」


 イベント開始時刻になった。

 突然天の声がした、そうあのナビゲーターのフェリだ。

「プレイヤーの皆さんイベント参戦抽選の当選おめでとうございます、これからマシンゴーレムを呼ぶから、皆で協力して撃破してくださいね♪」

 本当軽いノリだな・・・フェリの説明はまだ続く。

「稼いだSは据え置く事も可能だよ、この前説明不足でごめんね、後、アイテム持ち込みオッケーだよ」

 そういう事は早く言え!!本当に運営が、いい加減に思えた。

「それでねわたしからのプレゼント、大打撃を与えるこのハイパーメガランチャーをプレゼント!でもガンナーが居ないと使えないよ」

 いつの間にか俺達の周りに参戦プレイヤーが集まりだした。

「おいっガンナーいるか?」

「こっちはいないぞー」

 他のプレイヤーのガンナー探しが始まったが・・・俺しかいなかった。

「ここにいますよ」

「コラッ萌香!」

「抽選でこうなったから仕方ないじゃん!」

 確かにそうだが・・・俺はハイパーメガランチャーを託された。

「そこのガンナーがんばれよー」

 何か他のプレイヤーからの期待とプレッシャーを感じる・・・。

「それではゴーレム呼びますよ撃破報酬は500万Sを参戦者で山分けね」

 待て!500万Sを50人てことは1人当たり10万S換金して1000円じゃないか!!正直割に合わない・・・・。


 ビーッ!

 ビーッ!


 警報音が鳴ると高さ5mはあるマシンゴーレムがあらわれた、さすがにこれはやばいだろ・・攻撃を喰らったら大ダメージ間違いなし、上級プレイヤーに託すしかないぞこれは。

「アリスさんはウィザードてことは後方支援かな?」

「そうだよわたしのサンダーボルトで麻痺させれば好機はあるよ、君はそのランチャーを撃つことに集中しなよ」

 言われるがままにする、準備をしようとするとザコモンスターの妨害がきた、これは厳しいぞ。

「エネルギーチャージに3分の時間がかかる、誰かこっちにも援護してくれ」

 カップラーメン2分50秒で食べ始める俺にとって3分は本当長く感じた。

 みんなゴーレムの破壊に集中していて、俺の声が届いてない。

 とりあえず萌香はアリスさんに任せることにし、おれは銃を打ちザコモンスターを蹴散らしながらランチャーのエネルギーチャージに努めた。

「うわーヴァイパー君凄いね」

「感心してるんだったらこっちの援護もお願いしますよ・・・」

 アリスさんはゴーレムに魔法を撃つ事しか頭になく、俺への援護は全くなし。

 大丈夫かこんな戦略で・・・俺の銃は弾丸が切れるとリロードしなければならないが、この時間が正直無駄だ。


 チャージ完了までまだ1分半あるが、ザコモンスターの妨害でランチャーを守らないといけない、なぜなら、せっかくチャージしたのが妨害されるとやり直しだから。

 他のプレイヤーは自己中てか、やりたい放題、意思疎通のない多人数バトルってこういうのがあるから嫌いだ。

「くっそーリロードが間に合わねー!」

 その時だった、見たことあるシルバー装備の剣士が俺を援護してくれた。

「おぅ!また会ったな!ブラックヴァイパー!」

「ノイシュさん!?」

 俺を援護してくれたのは紛れもなく、学校で会ったノイシュだった。

 と、言ってもゲーム内だけど。

「援護は任せな!ランチャー発射準備よろしく!」

「助かります!」


 チャージ完了!!


 ゴーレムの腹に風穴開けてやるぜーーと心でつぶやき、狙いを定めた。

 他のプレイヤーが大分体力を削ってくれた、イケるかも!

「アリスさんサンダーボルトで麻痺させて!」

「わかった」

 確実に相手に当てたいから、アリスさんの魔法に賭けることにした。

「モカりん俺の側にいろ今ならここなら安全だぞ」

「う、うん」

「ヴァイパー君麻痺成功だよ!」

 好機到来、俺はいつにも増して大声で叫んだ。

「みんなーーーーー今からぶっ放すぞーーー離れろーーー!!」

 俺はトリガーを引いた、同時に物凄い衝撃が走った。

「うわっふらついた」


 ウィーーーーーーーーン!!

 ちゅどーーーーーーーん!!!!!!


 ランチャーから一閃のビームがゴーレムに向かって行く。


 ・・・・ガガ・・・ピーーーーーー。


 どかーーん!!!


 見事ゴーレムを撃退!!

 他のプレイヤーが俺に駆け寄ってきた。

「お前すげーな!!」

「いや・・・みんなのおかげです」

 本当俺1人ではどうにもならなかった、いつの間にかノイシュの姿はなかった。

「ヴァイパー君凄かったよ♪わたし惚れちゃったかも」

「はいっ!?」

 何を言い出すんだこの人は。

「コホン!!」

「いててて!!」

 萌香が俺の頬をつねくった。

「そうそう!これ君にあげるよお近づきのしるしにね」

 アリスさんが俺にくれた物は電磁砲レールガンだった。

 この銃は、威力はあるが次の攻撃への速さがない・・・。

 スピード重視の俺には正直相性悪いが、せっかくの頂き物、ありがたく頂戴する事にした。

「ありがとうございます」

 そう言ってログアウトしたら、目の前にアリスさんの本体がいた。

「もしかして?」

 俺が指をさして目の前の女の子に問うと。

「はいっアリス事、秋山翔子あきやましょうこ高1だよ」

 翔子はアバタ―と同じサラッとした髪でカチューシャが良く似合う子だった。

 しかも、同じ歳ときた。


 俺と萌香も翔子に自己紹介をした。

「大地君に萌香ちゃんね、良かったらメアド交換しよう」

 勢いに任せてつい連絡先を交換してしまった。

 別れを告げ、俺と萌香は家路に帰り、萌香に勉強を教えるのだった。

 しかし、あれで1000円て少ないわこれ。


























 


自分もクレープ大好きですね

ハイパーメガランチャー強力でした

読んで頂きありがとうございました

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