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2話 リアルなハンティング

ハンティング開始

銃を扱うキャラは好きですが個人的には刀が好きです



第2話リアルなハンティング


 時が止まったまま、比呂と萌香が俺と合流した。

「あーあれか?お前らも乗った口だな」

「普通にバイトするよりこっちの方が楽しそうだからな」

「あたしはつい魔が差して・・」

 二人の動機は大体わかったが、俺はこれでリアルなお金が稼げるのか疑っていたし、検証兼ねてだった、正直やらなきゃ良かったかな。


 突然空からあのゲームのナビゲーターの妖精の声が響いた。

「プレイヤーの皆さんゲームとリアルが混同する世界にようこそ、私はナビゲーターのフェアリー、フェリちゃんて呼んでね♪」

「なんだ!この軽いノリは」

 フェリの話が続く。

「この世界はフェアリーエデンと同じシステムだけど、SEEDの稼ぎ方が異なるよ、以後Sと略させてもらうよ」

「この世界にあちこち居るモンスターを倒してね、やられたらデスペナルティで手持ちのSが半分になるから気をつけてね、ログアウトしたい時は、目の前を上にスライドしてみて、メニュー画面が出るから、後皆さんの現在の状態も表示されるよ」

 言われるがままやってみた、ゲームと同じメニュー画面が表示されているじゃないか。

「うぉ!マジかこれ、スゲー」

 比呂は異様にはしゃぎ出した。

「ログアウト後稼いだSは皆さんのリアルマネーに換金出きるよーそれではエンジョイリアルマネー稼ぎを」

「なんだとー!オイッ大地これ、やるしかねーだろ」

「まぁこれで小遣い稼げれば楽しいかもな」

「じゃあたしもやるよ知らないプレイヤーに話しかけづらいし」

 俺と比呂は同意し、萌香も参戦決定、この混同世界をプレイする事にした。


 時が止まった俺達の街を徘徊はいかいする中早速モンスターがあらわれた。

 スライムに、ゴブリンだ低級モンスターとは言え油断はできない、もし、ゲームと同じシステムなら俺と比呂、萌香の3人はパーティーを組んでいるため経験値やお金は分配方式のはずだ。

「二人共パーティー組むぞソロ狩りじゃ萌香がな・・」

「大地あんた優しい所あるじゃん!」

「いつも優しいぞ俺は」

 どんな目で見られてたんだ俺は・・・。

「オイッ大地モンスターが来たぞ!」

 パーティーを結成した矢先、比呂の掛け声で戦闘開始。

「うりゃりゃりゃうりゃー!」

「二人共がんばれー」

 比呂が先陣をきった、萌香は安全な場所で退避、俺は2丁拳銃で比呂を援護しつつ、萌香を守る。

 だが、ゴブリンは俺に攻撃をしかけ、ヒットした。

「リアルに痛いぞこれ!」

 ダメージが数字となって目の前にあらわれた、相手にダメージを与えても同じだった。

「うっしゃー次行くぞ次!」

 比呂は慣れてきたのか切り替えが早い。

 このゲームのステータスがまさに繁栄されていたのには驚いた。

「キャーッ!こっち来るなー大地、成瀬助けて~」

 今度は萌香が囲まれた、攻撃魔法がない萌香はひたすら逃げるのみ。

「お姫様今行くぞ!もうちょっと頑張れ」

「しょうがねーな」

 俺は弾丸をリロードし、モンスターめがけ銃を発砲する。

 パンッ!

 パンッ!

 パンッ!

 銃声音が鳴り響き、俺はモンスターをまとめて4体倒したが、食らってしまったダメージもあった。

「んじゃあたしが回復してあげようじゃないか」

「姫様お願いします!」

 俺と比呂は萌香をヨイショして持ち上げ回復してもらった。


 狩り続けて2時間経過・・・・

「マジか6000Sも稼いだぞ」

「分配は2000ずつで良いな?」

「意義なーし!」

 話はまとまり、2000Sずつ、分け合った。

 しかし、時が止まっているから線路の上を堂々と歩けるし、道路の真ん中を堂々歩けるこの快感に酔いしれてしまった。

             

 そろそろ、ログアウトしようと思い3人はログアウトした。

「んじゃまた明日な」

「おぅおやすみ!」

「じゃ明日また学校でねー大地わかってると思うけど・・」

「あぁわかってるよ」

 お互い挨拶を済ませ、ログアウトしたが不思議な事に戻って来たのはログインした場所、そう俺の部屋だった。

 時間もログインした時の時間だったのには驚いた。

 寝る前に管理画面をチェックしようと思い、チェックした。

「本当にお金増えてる・・・」

 そして、換金申請画面があったから申請し俺の口座番号入力を入力した。

「な、なんじゃこりゃーーーーーー!!!!!」

 驚くのも無理はない、何せ2000S換金したら・・・・20円て・・・。

 これじゃ、うまい棒2本しか買えないじゃないか!?

 つまり、100Sで1円て事か・・・これでは普通にアルバイトした方がましじゃないか。

 しかも普通に1000円換金するとなると・・・10万S必要と来たもんだ。

「どうやって稼げて言うんだこれ・・・」

 俺はこれでテンションがガタ落ちしてしまった、こんなのはもうやらないと誓うはずだった、なのになぜか、このリアルに動けてモンスターを狩れるという楽しさが心のどこかであったのだ。

 俺はこのゲームで学んだ事は世の中そんなに甘くないていう事を思い知らされた1日だった。



「うん・・・・今日は寝よう・・・」


 俺は風呂に入りすぐさまねむりについた

現実は厳しいですね

読んで頂きありがとうございました

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