16話 ハロウィンイベント
久しぶりに更新です
ヴァルキリー戦記共々よろしくお願いいたします
翔子に好きと言われた・・・正直半信半疑だ。
女の子に好きと言われて確かに嬉しかったが、からかわれているのかと疑う所もあるのだが。
ー休み時間ー
「も、萌香ちょっといいか?」
「だ、大地?珍しいねあんたが話しかけるなんて」
この前の狩りでリアルにお小遣いが貯まり、若干ではあるが余裕が出来たから前から萌香に何か奢ってやろうと考えていた。
この前、萌香と行ったクレープ屋が半額デーだったからせっかくだから、勇気を出して誘った。
「しょうがないなぁ・・お供いたしましょう大地君!」
萌香が渋々付き合ってあげるぞと言わんばかりに逆に嬉しそうな顔が見え見えだ。
「あっここ美味しいよね!私も行って良いかな?丁度仕事の空き時間なの」
会話を聞いていたのか翔子が割って入り俺と萌香は嫌とは言えないしオッケーした。
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前にも来たがここのクレープ屋は相変わらず行列が激しい。
何とか買い終え萌香と翔子に手渡す。
「今日は俺の奢りだから気にしないで」
「えっ!?」
二人が珍獣を見つけた様な眼差しで俺を見る、そんなに俺が人に何か奢るのが珍しいのか・・・?
「気分が乗らないなー仕事行く前に狩りしよ」
翔子がそういい出すと萌香まで乗り気になっている・・。
「萌香今日は随分乗り気だな?」
「大地あんた今日からハロウィンイベントでお菓子集めて報酬と交換だよ」
「大地君!このイベントは絶対やるべきだよ!」
そ、そうなのか・・・・。
内容は・・・パンプキンを倒し続けるとキングパンプキンの出現!!。
報酬に応じてSを差し上げます。
随分と楽しそうだから乗ってやる事にしゲームスタート。
「んじゃ大地君行こうか!」
翔子が俺の腕を組み負けじと萌香まで俺にしがみつく。
「2人とも動きずらいのですが・・・それに・・当たっている・・」
「エッチ!」
二人して罵声を浴びせられた・・じゃくっつくなよ!!
パンプキン探しに雑魚を蹴散らしながら徘徊するが中々出てこない、メタルス○イム、は○れメタル、メタルキ○グを追い求めている気分だ。
「萌香大丈夫か?」
「さすがに疲れた・・・」
「止めるか?」
「この際だからキングパンプキン見つけるまでやるわよ!」
こういう所は信念を曲げない萌香のプライド、中途半端が嫌いなのは昔から。
「大地くぅーんワタシも疲れたからおぶって」
おいっ翔子!口に出せないなからって俺にチャットウィンドウ開くのやめてくれ。
こう言うのははっきり言って時間の無駄だ。
徘徊して30分やっとパンプキンモンスターに出会えた・・出現率低すぎだろと突っ込みたい。
撃ち落としたはいいが、爆発的した・・・当然巻き沿いを食らう。
「大地!大丈夫?」
「迂闊だったわ!爆発するとは」
「よし、ワタシと大地君で遠距離攻撃で萌香ちゃんはバリアかけてね!」
翔子はこんなノリノリな子だったかな?
奏功している内に出たキングパンプキン!
「でかいな・・・」
「う、うん」
どうしたものか、普通に攻撃しても時間が掛かるが妙案が浮かんだ。
「翔子炎系の魔法合図をしたら頼む!」
とっさにレールガンを取りだしチャージする。
「萌香バリアかけながら注意を惹き付けてくれ!」
「う、うん」
萌香が上手く惹き付け、好機到来。
「翔子今だ!萌香俺の後ろに!」
翔子の炎魔法で相手を攻撃、さらに俺はレールガンを撃ち放った。
ドーン!!
翔子の炎魔法プラス俺のレールガンで爆発を誘発見事倒した。
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ログアウトし、萌香はちょっと飲み物を買ってくると言いその場を離れた。
「あのさ翔子実は・・・」
「ん?」
「本気なのか正直わからない、俺は萌香が好きだ、その気持ちに嘘はない」
「やっぱりそうか!私が大地君が好きって言ったのは本当だよ!伝えないで終わるのも嫌だったから・・大地君それでも私と友達で居てくれる?」
俺は当たり前だろと即答、萌香が好きだと言う事がはっきりしたがまだ本人には言えないでいる自分がもどかしかった。
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夜、ハロウィンだからって、我が家の夕飯はカボチャづくしなのは言うまでもない。
もうすぐハロウィンですね
読んで頂きありがとうございました