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とある少女の日常  作者: 雪白 桜
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⒊部活動体験期間 1日目

  入学式から2週間がたった。というのに、私は未だ、中学生になってから奏汰に話しかけることも、挨拶すらも出来ないままだった。ほんと自分が情けない。でもクラスも違うし、しょうがないと自分で自分を説得させる。それに、今日からとっても楽しみだったことが始まるのだ。くよくよしてたらもったいない。

 今日から部活動体験期間が始まる!

 

  私が入学したこの学校は一応私立だ。一応という理由は、公立の学校とほとんど違う所がないから。違うのは、お金が高い所と、スクールバスがある所と、あとは部活動がたくさんある所ぐらいだ。他には制服がブレザーな所。ただ、公立でもブレザーの所もあるから、これは違うと言うのかビミョーな所。あと、そういえばもう一つあった。それはお昼ご飯が不味い給食ではなく、お弁当の所!これが一番大切。


 ただ、今大切なのは部活動がたくさんあるって事。その為、二週間新入生に対し部活動体験期間が設けられている。その間、新入生はいろんな部活をまわり、先輩達はたくさん部員を入れる為にあの手この手を使って新入生に興味を持ってもらう、らしい。ただ、私はもう入りたい部活が決まっている。それは吹奏楽部。この学校の吹奏楽部はここら辺じゃ結構有名な所。それもあって私は高い学費をはらってもらって入学した。美月、和玻も吹奏楽部に入りたいと言っているから、3人で二週間毎日吹奏楽部を見に行く予定。入りたい部活が決まってると、まわらなくて済むから楽でいいね。この学校、広いし。部活動体験は、授業を終えた放課後から。早く放課後にならないかなぁ。

 

  放課後


  やっと授業が終わった。ほんと、なんで授業なんてこの世に存在するのかな。あーやだやだ。今は和玻と一緒に生徒が行き交う廊下で美月を待っているところ。クラスが違うとこういう時大変だなって思う。

「お待たせー」

後ろから声が聞こえ振り向くと、美月がいた。

「遅いよ〜」

と、和玻。

「まあまあ和玻、しょうがないよ。それより早く行こ?」

と言いつつ、私も心の中では遅いなって思ってたけど。

「そうだね」

和玻も納得したみたいでちょっとほっとする。見た目は可愛いい和玻だけど、怒り出すと手をつけられなくなるから・・・。それから3人で部室に向かい始めたのはいいけれど。

  10分後、私達は見事迷子(?)になっていた。




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