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再び  作者: ユアサヒトミ
13/16

SIDE STORY 凛ver

私の名前は関凛。関西出身の小学生や。小学校3年生の時にこの街に引っ越しをしてきた。優希と同じマンションに引っ越しをしてきて、優希にはたくさんお世話になってん。そのおかげか私の初恋の相手が優希や。小学校3年生の時に優希に初めて声かけられた時の話。

「君誰?」

「わ...私は、凛...やで。」

「訛ってるけど何で?」

それは聞かんといてや。

「関西から転校して来てんで。」

「そうか。ならこれから一緒に学校に行かない?」

「あ...ありがとう。」

私の初恋や。それは彼がタレントだからということではない。最高に嬉しい。でも優希にとって私にとって麻美は最大の敵になった。



中学校の卒業式。私は決めていた。絶対に優希に告白したる。優希は確実に麻美に告白をしよる。せやからその後を見計らって…。

「皆卒業おめでとう。先生嬉しいよ。」

前の席にいる2人を見て、2人は“何を考えてんねんやろ”と思った。

「...それでは解散。」

優希を待ったろ。その時先生がこう言った。

「そうだ、熊谷。先生と一緒に職員室に来てくれ。」

チャンスや。今いく。

「屋上行くよ。」

結果は惨敗。優希には麻美しかおらんことや。これからは2人を応援したろ。



高校に入っても麻美とは3年間同じクラスだった。

「凛?優希に彼女出来たかな?」

「おらんのちゃう?」

「凛はフラれたか…。」

「ええねんて。好きなんやろ優希のこと。」

「中学校の卒業式で告白したかった…。今でも...好きだから。」

「彼女はおらんみたいやで。私の分まで幸せになってな。」

私は麻美の肩をポンと叩いた。   凛ver終わり

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