前章
初めて書いたのでつまらないかもしれませんがそのへんは注意してください。
ジリリリリリ…ドン…。。 「あと5分だけねかふぅぃ…。」
ドドドドバタン!! 「早く起きろこのバカ蔵が!!今日から仕事だろぉがぁぁぁ〜」
なんとも慌ただしい朝である。今寝てる俺はずっとニートだったが、今日からある特殊な仕事に就くことになった新井和夫である。 「あんたね〜早く起きて飯食ってクソして寝な!ボケ!って間違ったじゃねーかよ」
バシバシ!!っと竹刀を振り下ろす音が家中に響いている。 「痛いて、痛いて、マジ勘弁してけろぉ〜!」
「わけわかんない言葉使ってないで早く起きなさい!」
ホントにあのババァは手加減しないんだから全く。
はぁ〜今日から仕事だけど、行きたくないんだよな〜。
朝ご飯を食べながら全くやる気のない和夫に対して母が竹刀をブンブン振り回していた。 さすがに恐い和夫は母から逃げる様に行ってきまーすと家をでた。しかもダッシュだ。光よりも早そうなくらい。
まぶしい朝日が目にしみそうな今日この頃、和夫はニートを卒業し仕事に向かっていた。いや道に迷っていた。
「はぁ〜つーか俺場所知らね〜!!。どうしよう誰か助けてぇー!!って叫んでも意味ないし、やっぱり帰ろう。うん。帰ろう。」
と街中で余裕で一人事を言いまくっているキモス。いやいや和夫は既に帰る気満々である。 「仕方ね〜よな〜。母さんに紹介してもらった仕事だけど、あんたにピッタリの仕事よ!とか言いながら場所とか言ってないじゃんか。」
「そうだ逆にキレてもいいかもな、場所言ってねーだろぉぉがバカヤロー!!って、朝の竹刀の恨みは忘れないぜ母よ」
くっくっくっっと鼻で笑いながら歩くバカ、いやキモス、いやいや和夫は自分がダッシュで家を出た事を完全に忘れていた。
街中を和夫がスキップかと思うくらいうかれながら歩いていると突然目の前に野球のユニフォームを着たオヤジが現れた。「今日は帰ってゲームしようって♪うわぁぁ!!!!つーか前から変なやつ歩いてきてるし。何で野球のユニフォームなんか着てんだよ。しかもサイズあってねーだろ。裾とかマジ短しい。」
気分悪くなるよマジでといいながらすれ違った瞬間、和夫は氷ついた。いや石化した。 「と、父さん…。いや父さんは一ヵ月前死んだはずなんだ、絶対父さんなわけがない。でもあの野球のユニフォーム確実に俺の小学校の時のものだ」
声をかけようと迷いながら立ち止まっているキモス。いやいや和夫は自分の目がおかしいんだ!といいながら声をかけるのを止めた。 続く
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