Number12
「はぁ・・・」
朋香がなぜため息をついているかというと、
昨日の夜、中学の時の交換ノートをみつけ、初恋の相手の名前を探していると、みつけたが・・・
朝比奈昴だった!!
そのことについて考えていたら、寝不足になってしまったのだ。
「おはよ~!朋香ちゃん♪」
「あ、おはよ~・・・雪」
「ど、どうしたの?」
「別に~・・・何も悩んでなんかないよ~・・・」
朋香は、嘘をつくのがヘタである。
もちろん雪は、
「悩んでるんだ・・・」
と、小声で言った。
「とうとう来てしまった・・・教室・・・」
朋香と昴は同じクラスだから、顔を合わせたくなくても合わせることになってしまう。
「お、おはよ~・・・」
朋香は小声で挨拶をし、教室に入っていく。
「・・・お前、大丈夫か?」
「・・・えっ!?」
(こ、この声は・・・!!)
後ろから声をかけられたが、この声にすごーく聞き覚えがあった。
おそるおそる振り返ると・・・
「気分悪い?」
昴だった。
「べ、べべべ、別にっ!!!元気だしっ!!!」
昴は一瞬あきれた目でこちらを見たが、
「・・・あっそ」
と、何かを接したらしくそこで会話が途切れた。
朋香は、何か話そうと考えていると昴が、朋香の頭に手をのせて、
「・・・無理するな」
そう言い残し、男友達の元へ行った。
(なんであんなに優しいの・・・?)
そう思いながら、朋香は昴の言葉を頭でくり返した。
「ねぇ!!朋香ちゃん!」
「な、何!?雪・・・」
「私・・・朋香ちゃんの力になりたい!!」
昼食中、雪が突然身を乗り出して大声で言ってきた。
「は?」
「だ~か~ら~!!!悩みがあるなら、相談して!!!ってこと!」
「・・・ありがとう。でも、本当になにもないから!!」
「・・・そ、そう・・・?」
朋香は雪に悪いなと思いつつおかずを口に運ぶ。
すると、
「お?朋香じゃん!久しぶり」
それは、昴の双子の弟、翔太だった。
片手に焼きそばパンを持っている。
「翔太じゃん!久しぶり」
「ああ。ん?そっちの子は?」
翔太は、雪を見て言う。
雪は、もじもじしながら、
「さ、西連寺雪・・・です」
雪は、人見知りらしく、恥ずかしがりながらも自己紹介をした。
「ふ~ん、俺は朝比奈翔太」
「翔太・・・?」
雪は、名前を聞くと一瞬驚いた。
すると、翔太は
「おいおい・・・いきなりファーストネームで呼ぶのか?まぁ、いいけどなっ!」
そう言い残し、翔太は行ってしまった。
「・・・雪?」
雪は、顔が真っ赤だった。
「・・・へ?な、何?」
「う、ううん。別に・・・」
それからの雪は何か様子がおかしかった。
イエ~イ!!
続きを待っててね




