本仲間としか話せません!
掲載日:2026/05/15
目つきだけ怖い後輩×本が好きな人としか話せない先輩
1人きりか…。
「はあ」
放課後、わたしは廊下を歩きながらため息を吐く。
「中間テストが終わって、図書室で勉強する人もいなくなる。それは、いい。いいんだけど…」
はあ、とまたため息。
「1人きりかあ…」
入学してからずっと来てくれていたのに、テスト期間になった途端全く来なくなった『あの後輩』。
失恋、再び1人きり。
はあ。
「こんにちは。今日遅かったですね」
「な、なんで来てるの…?」
目つきの怖い後輩。
そして、本仲間かつ、私の好きな後輩。
「迷惑でした?」
「い、いやっ、そんなこと全くないっ、むしろ歓迎っ。
でも、テスト期間になったら全く来なくなったし」
「ああ…」
「オレ、怖がられてるんで、勉強に集中できなくなるんじゃないかって、周り。
メガネは授業中にしか掛けたくないし。
テストが終わったんで今日はすぐ来ました」
「じゃ。
今日は何読も」
と、目つきだけ怖い後輩は棚に向かっていった。
ホッとした。
けど、なんか、なんかドキドキ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




