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スペシャルストーリー  作者: 上鍵心之輔
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2

「こっちは忍差でこっちが金木、2人とも運動も得意だし勉強も得意だ。とりあえずよろしくということでゲーム開始、かな?」忍座はどんどん話を進めた。

「あ、ああ…」デリルガもあっけにとられていった。おかしな意味で。「それじゃあまずはあの板を見る?」ココミが小さな板をとると、そこにはたくさんの文字がかいってあった。

すると、画面が変わり、内容が出てきた。『ここには15匹の猫が開いる。その中には何匹黒猫がいるか。』ココミが見た。しかし、その絵には黒猫が見渡らなかった。

「この中から選んでください。」その下には英語のアルファベットがAからZまで現れた。「あれ、数を出されるかと思ったけど?」ココミは悩みに悩んだが、ササミに渡した。「えー、私もわからないよー」ササミは忍座にそろそろと私、忍座が金木に渡し、忍差、333番、デリルガ、666番と渡された。「これか…」井辺名は簡単だというように受けえとったが、あることに気づき、府氏橋に渡した。「この答えは“O(LMNOPのO)”だ」彼は見てすぐに答えをいった。「どうしてわかったの!?」ココミとササミが驚いて前に出た。「簡単なことだよ。ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZの中で一番零(0)に近い文字と言えば?Qも近いけど下には“、(点)”がある。他にはD、C、G、Uなどと近いものはあるけどOにかなうものはない。これは本当におかしなトリッククエスチョンだよ」彼がテレビのOを押すとまた画面が変わり、『正解!』そして今度は地面が開いた。「キャー!」「マジか…」皆は下に落ちたが、井辺名だけは空に浮いていた。「まあ変に思われないように…」

あれは普通に時間を巻き戻し、一緒に落ちた。

皆はまた小さな部屋に落ちた。落ちた時、下から大量の風が舞い上がってきて地面に落ちて骨折することはなかったが、地面を見てみるとなぜか石の地面だった。「いったいどこから風が…」忍座は不思議に思ったが、前にある物を見た。「この反対側に行ってみろ」テレビはいつの間にかその場所にあり、少しするとまた天井に消えていった。「これって…」前には穴があり、下から石のタワーが足場になっていたり天井からチェーンがぶら下がっていたりしていた。「この反対側に―!?」最初に忍座、忍座と金木が行こうとすると、どこから声が聞こえた。『この壁は滑るから気を付けること』しかし、3人はそれでも壁に足を踏み入れた。「もしも…」と金木、「滑るなら…」と忍差、「滑る前に反対側に行くまでだ」と忍座。3人は目に留まらぬ速さで反対側に行った。「んで、俺たちはどうデリルガはするんだ?」666番に聞いていた。「簡単だ。普通に地面を歩けばいい」「え?」聞き返す間もなく666番は下に降りた。

彼は普通に下を歩いて行き、シャンタイ側まで来た。

彼は何も言わずにジャンプすると、とても高く飛んだ。そしてゴールに舞い降りたのだった。井辺名は普通に空中を歩いた。トコトコトコトコと空中を。ココミとササミは茫然と立っていたが、気づくと反対側にいた。「あなたっていったい何者?」ココミは井辺名を見た。「僕かい?まあこの世に存在してはいけない人と名乗らせてもらうよ」彼はにやりと笑った。しかし、その顔からは少し悲しい気配がした。彼が未来を知っているかのような。悪い未来になるかもしれないということを知っているような。

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