三条河原は賑わいます
先日書かせていただいた「カレーうどんの奇跡」にこちらに登録させていただいてからの初レビューいただきました!
感謝感謝でありがとうございます。
これからも何卒よろしくお願いいたします!
京都市内を南北に流れる鴨川ですが、今出川通の出町柳の辺りで北から流れてくる2本の川が合流して鴨川になります
合流する前の2本の川は東側が高野川で西側が賀茂川です
今出川通でY字に合流します
賀茂川も名称はかもがわです
上賀茂神社と下鴨神社の字が違うのと同じですね
さて、出町柳で鴨川となったこの川は四条通まではまっすぐ南に流れます
今出川通は加茂大橋がこの川にかかっています
御所の南から3分の1ぐらいの場所を東に移動したところにかかっているのが荒神橋
御所の南の端に面した丸太町通では丸太町橋
さらに南下して行って二条通では二條大橋、御池通では御池大橋
そして、三条大橋、四条大橋へと下がっていきます
そこから鴨川は少し西斜めに曲がります
三条から四条付近の東西に広がる市域が京都市内一番の繁華街です
鴨川ではこの三条大橋と四条大橋の間の河川敷がカップルのデートスポットになっているのは有名です
暗くなると誰かが決めたのではないか?と思えるほど、等間隔で恋人達らしき2人が川に向かって座ります
遠すぎず近すぎず絶妙の間隔を保っています
ゴールデンウィーク頃から鴨川に沿った先斗町の飲食店が、納涼床と呼ばれる桟敷を鴨川に突き出して設置し賑わいを見せます
そんな賑やかな納涼床に背中を向けながらカップルは川を見つめて会話するのです
昔は、鴨川は今の河原町通くらいまで川幅があり、よく氾濫する暴れ川だったようです
出雲阿国が現在の歌舞伎に繋がる舞台公演を行っていたのは四条河原とのことですが、確かに四条大橋の東側には南座があり今ではここで歌舞伎公演が行われています
また、三条河原には処刑場があったようです
悲惨な豊臣秀次一族数十名の処刑が430年前に行われたのもこの場所らしく、川の西側の堤防に面して三条通の南側にある瑞泉寺という寺院でこの一族の菩提が供養されています
そんな歴史のことを普段は全然思い出しませんし、知らない人も多いでしょう、気にもとめずに夏の夜には若者たちが集うのです
納涼床では酒を飲んで賑やかに過ごすのです
そんな場所がこの鴨川の河川敷なのです
ストリートといっていいのか河川敷生ライヴもよくされていますしね
普通こんな史実を知ってしまうと夜にうろつくなんてちょっとねぇとは思うのですが、そうではないところがこの場所なのですね
コロナ騒動も落ち着いてきて、外国人観光客さんもたくさん来られるようになり、もちろん日本人にも動き回りやすい季節になってきました
今日も三条河原では見えている大勢の人が集って賑わっていることでしょう
そして鴨川は何も知らないふりをして流れていくのです
知らんけど